ハンガーゲーム
ハンガーゲーム。2012年の映画です。 映画館で予告編を見て、ちょっと気になっていた映画でした。
各植民地（被支配地域）から若者が合計24人抽選で選ばれて、首都に連れて来られ、 富裕層の娯楽のために、一人になるまで殺し合いをするというストーリー。
殺し合いの動機付けとしてはあまりに幼稚な設定にたぶんついていけないだろうな、と思っていましたが、 日曜日の午後3時からWOWOWでやっていたので、見ました。 予想に反して、面白かったです。
時代設定はおそらく未来。 ヒロインの額の傷口が軟膏を塗るとすぐ消えるぐらい医学が進んでいましたから。
写真は映画と無関係です。アクセントに何か画像を挿まないと。 政府のトップが、ナンバー2に説教している内容が面白かったです。
なぜ、勝者を選ぶゲームをするのかわかるか？ 被支配地域の反乱防止の儀式なら、各地域から抽選で2人ずつ選んで処刑すればいい。 一人勝者を作って、英雄にするのは国民に希望を与えるため。 しかし、国民に過度の希望を持たせるようなストーリーになっては、地方で暴動を誘発してしまう。 爆発する夢はダメだ。
そういう話を織り交ぜられれながら繰り広げられる、 グループを組んで卑怯な手を使う敵たちと必死に戦うヒロインの姿に、物語に引き込まれてしまいました。 ローマ時代のコロシアムのような娯楽が、未来の専制政治の国でも開催されるのかも、 なんて感じながら見ていました。
2013年6月26日の院長ブログ原稿