PSA異常の方が前立腺生検を受けるか悩んだ時に読むページ

癌の可能性が高い人だけに日帰り6箇所生検を行っている横浜市都筑区の木村泌尿器皮膚科です。
健診でPSA異常を指摘され、入院検査を指示されて悩まれている方に読んで欲しいページです。

アボルブ投与中のPSA値の解釈


PSA高値の人の生検をいつやるかについては、当院ではすでに確立した方法があり、去年の泌尿器科学会総会でも報告しました。

前立腺肥大症治療薬のうち、アボルブは前立腺を縮小させるホルモン剤ですが、PSAも低下させます。 約半分になると言われていますが、何ヶ月で何割下降するかは、人によってばらつきがあり、 アボルブを飲んでいる人は、PSAを倍にして考える、というほど簡単ではありません。

アボルブは前立腺を3割縮小させるとされていますが、これもバラツキがあります。

当院のオリジナル、前立腺癌確率はPSAと前立腺体積から計算するので、アボルブを投与し始めたら使えません。

アボルブ投与中の患者さんにどのタイミングで再生検すべきかについて、2月の講演会は大変参考になりました。 で、その時講師が引用して論文を、MRさんにお願いしておいたら、ゴールデンウィーク明けに持ってきてくれました。

休診日の今日頑張って読んで、近日中にブログネタにしたいと思います。 院長ブログの大事な目的は患者さんに病気について解説すること。 なのに1ヶ月以上、病気の解説記事がありませんでした。

2013年5月9日の院長ブログ原稿


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