5月6日、WOWOWでBRAVE HEARTS 海猿を見ました。 山場が3つ用意されていて、なかなか良かったです。
一つ目は、緊急着水するジャンボ機のために、海面に誘導灯を設置するところ。 二つ目は、着水したジャンボ機から、乗客や機長を救出するところ。 三つ目は、海底に沈んだ仲間を救出するところ。
最後の酸素の供給源は意外でした。生きているとは思いましたけど。 乗客の背景説明は大空港みたいでしたし、後半はタイタニックを連想させる出来でした。
コックピットから機長を救出する場面では、冷静な隊長は、副機長は救出可能だが、機長は不可能と判断します。 しかし、人情家の主人公は機体が沈む段階になっても機長を助けることを諦めません。 ついに隊長が主人公に感化されて、一緒に沈む危険を犯す決断をするまでの演技が見事でした。 何も発言していないのに、心変わりして行くのが伝わりました。
それで思い出したのが、スターウォーズでダースベイダーがルークを助けるために皇帝を裏切る決断をする場面。 ダースベイダーがルークをじっと見つめるシーンを長く写すことで、心情の変化を観客にわからせるんですね。 ダースベイダーには表情がありませんから。
2013年5月8日の院長ブログ原稿