先週の木曜日に新横浜に行ったのは、ダヴィンチの勉強のためでしたが、 バースデーケーキの件しか、ブログに書きませんでした。反省!
ダヴィンチでは手術台を頭低位-30度にするそうです。 なので、緑内障の人は禁忌だそうです。
頭低位-30度というと、スキー場の上級者コースで、頭を下にして寝そべっているようなもん。 その姿勢を数時間続ければ、確かに頭に血が上るでしょう。 その結果、眼圧が上がって失明の危険もあるそうです。
ダヴィンチのアームを+30度傾ければ解決しそうですが、理由はまだ良く分かりませんでした。 現状はそういう制約があるそうです。
それで、気付いたのは、人間の体って、頭低位には弱いけど、頭高位には強いな、ということ。 頭高位+90度、つまり立位には臥位の時と同じように対応できるな、ということ。
立位の時と臥位の時とでは、体中の血液を循環させるためのポンプに要求される仕事量は違うはずです。
夜間頻尿のお年寄りに、 「夜間頻尿ではなくて夜間多尿ですよ。 年をとると心臓のポンプの力が弱まって下半身に水が貯まるんですよ。」
と、老化だから夜間多尿は仕方がないみたいに説明していましたが、 考えてみると、心臓や血管は本当に頑張っているんですね。
2013年5月29日の院長ブログ原稿