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Macで受信したメールをアイゲッティで読もう

 朝、Macで受信したメールをアイゲッティへ転送して、電車の中でゆっくりメールを読みたい。外出時に必要なメールをザウルスに転送しておきたい。こんな感じでザウルスをメールビューア&エディタとして利用することだって、Outlook Expressとコマンド・アイの組み合わせでできます。

必要なモノは、

 マイクロソフト社のメールソフト。無料です。最近のMacには、最初から組み込まれています。バージョンは5.02が最新です。ほとんどのMac系雑誌の付録CD-ROMに収録されているので、そこから入手するのが手っ取り早いでしょう。
 (株)クロストークの個人情報管理ソフト。ザウルスのスケジュール、アドレス帳などと同期(シンクロ)できるのが特徴です。今回は、OutlookExpressからザウルスへメールを転送するのに、このソフトを経由させます。
 私が作ったOutlookExpress用スクリプトです。受信メールを、コマンド・アイで取り込める形式のファイルで書き出す機能を追加するスクリプトです。「Microsoft ユーザー データ」フォルダ内の「Script Menu Items」フォルダ内に保存します。
 田中基之氏が作成したAppleScript機能拡張書類。OE2CIを動作させるのに必要です。「システムフォルダ」内の「スクリプティング機能追加」フォルダ内に保存します。田中氏のホームページからダウンロードできます。

です。『OE2CI』を「Microsoft ユーザー データ」フォルダ内の「Script Menu Items」フォルダ内に保存します。『Tanaka's osax 2.0』は「システムフォルダ」内の「スクリプティング機能追加」フォルダ内に保存して、Macを再起動します。

それでは転送手順を説明しましょう

  1. Outlook Expressで、転送したいメール(複数可)を選択して、[スクリプト]メニューから[OE2CI]を選択します。すると、スクリプトが作動し、デスクトップ上に「Mxxxxxxxxxx」(xは数字)というファイルが自動的に作成され、コマンド・アイが起動します。(OutlookExpressはもう終了してもOKです)
  2. コマンド・アイのメール管理画面に切り替えます。
  3. [ユーティリティー]メニューの[読み込み]から[タブ区切りテキスト...]を選択して、ダイアログから、「Mxxxxxxxxxx」ファイルを選択して、[開く]をクリックします。(これでメールが「コマンド・アイ」に読み込まれました)
  4. [ユーティリティー]メニューから[一括送受信...]を選択します。
  5. コマンド・アイ→ザウルスで、メールをアイゲッティへ転送します。

以上です。「Mxxxxxxxxxx」ファイルはもういらないので、ごみ箱へ捨てておきましょう。これで、Outlook Expressで指定したメールを、アイゲッティに転送することができます。

 AppleScriptがわかる人は「OE2CI」スクリプトの内部をちょっと書き換えれば、「指定フォルダの未読メールを転送する」とか「特定のメーリングリストの新着発言を転送する」とか、いろいろバリエーションを作ることができます。チャレンジしてください。