ファイルメーカーProのページへ戻る


整形ルールを記述したXSLファイルは別サーバーに置ける

 XML+XSLを使ったWeb配信の流れをおさらいすると以下のとおりです。

  1. ブラウザが検索条件をサーバー(ファイルメーカー)へ送信します。
  2. サーバーは検索結果をXML形式で返信します。
  3. ブラウザはXMLデータの中にスタイルシートの指定があることを認識し、そのスタイルシートをサーバーに要求します。
  4. サーバーは要求されたスタイルシートをブラウザへ返信します。
  5. ブラウザは受け取ったスタイルシートに基づいて受信済みのXMLデータを整形して画面に表示します。

 上記のように、XML+XSLを使ったWeb配信の場合、1回の検索につき2回のやりとりがブラウザとサーバーの間で行われます。検索結果のページめくりのたびに検索リクエストがかかるCDML方式よりもサーバーにかかる負荷は下がるとは思いますが、XSLを別のサーバーに保存しておくことでさらなる負荷軽減が可能です。

 これは、検索画面のフォーム中でスタイルシートを指定する部分

<input type="hidden" name="-styletype" value="text/xsl">
<input type="hidden" name="-stylehref" value="スタイルシートの場所">

 上記のスタイルシートの場所"http://www.ne.jp/asahi/pro/his/result.xsl"のように記述しておくだけです。このようにスタイルシートを別のサーバーに置くと、ファイルメーカーProは検索結果をXML形式で送出するだけの作業になるので、負荷を大きく減らすことが出来ます。