五つの氷の花が散るころに・・・

 

これからするお話は、とても不思議なお話です。

ある冬の日、6歳の女の子が外で雪遊びを一人でしていました。その女の子の名は由見子ちゃんと言いました。一人で遊んでいて、つまらなくなってきた時、突然すごい風がふきました。風がやんだ後、真っ白でとても綺麗な6歳くらいの女の子が現れました。その女の子は雪の妖精でした。その雪の妖精の名は雪羽と言いました。由見子ちゃんは近所に遊び相手がいなく、いつも一人で遊んでいたので、遊び相手が出来て大喜びでした。毎日、由見子と雪羽は雪だるまを作ったりして、たくさん遊びました。ついに、冬が終わり、春がやってきました。雪羽はもう由見子と遊べないと言い出しました。由見子は泣き叫びました。 泣いても泣いても、雪羽は来ませんでした。

 

だが、ある日雪羽が現れました。自分がとても大事にしている五つの氷の花を由見子に渡しました。そして、雪羽はこう言いました。「五つの氷の花が散ったらまた会いにくるよ」という約束を雪羽と由見子の間にしました。その日から毎日毎日その花を見ていました。だけど、その花を毎日見ていても何も起こりませんでした。

 

由見子は6歳の頃とくらべるとかなり成長しました。ごく普通の女の子でしたが、特技は絵を書くことでした。由見子が十一歳の誕生日を迎えた日、氷の花の一つが散って、ただのきらきらとした砂に変化してしまったのです。由見子が毎年、年を重ねるごとに氷の花が一つづつ散っていってしまいました。もう一つしか氷の花が残っていませんでした。由見子は、氷の花が散った後の砂を毎年小瓶に入れ、大切に保管されていました。ついに十五歳の誕生日の日に、最後の氷の花は散ってしまい、その代わりに現れたのは雪の妖精の雪羽でした。由見子は雪羽との再会を喜びました。その冬は2人で存分に遊びました。

 

そしてついに、冬が終わる火がきてしまいました。冬が終わる寸前に雪羽はこう言いました。「ずっといっしょに遊ぼうよ」と言いました。その言葉を聞いた途端、由見子は寝てしまいました。由見子は永遠に目を覚ますことはありませんでした。

 

みなさん由見子達が遊んだ公園に冬に行って見てください。そうすれば、こんな声が聞こえるでしょう「いっしょに遊ぼうよ」