免疫     保健


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日本経済新聞 2004年5月9日
新潟大教授 阿保 徹
「35億年かけて進化した人間の免疫力に勝るものはない」

体操や入浴などで体を温めて代謝を良くすれば、免疫力が回復して難病も治る

免疫系(免疫力)はバランスが命   免疫プラザ

・免疫を語る上で、リンパ球と顆粒球のバランスはとても重要です。
リンパ球と顆粒球のバランスが極端に崩れると、いろいろな疾病に見舞われます。 リラックスモードの副交感神経が優位になるとリンパ球が増え→アレルギーなどを引き起こし、 興奮モードの交感神経が優位になると顆粒球が増え→ガンなど組織の破壊を引き起こします。

(安保徹教授(新潟大学大学院医歯学総合研究科教授)著書「免疫革命」を参照)

免疫革命 ( 著者: 安保徹 | 出版社: 講談社インターナショナル ) 免疫革命 ( 著者: 安保徹 | 出版社: 講談社インターナショナル )

免疫力を高める(調整する)ために
免疫力が強いと、風邪やインフルエンザ、生活習慣病、ガンなどを予防することにつながります。 この免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレスをためないなど生活のしかたが重要で、 とりわけ食生活の改善とストレスをためないことが鍵を握ります。 (注:「免疫力を高める」には、@免疫バランスを整える。A免疫力を上げる。の二通りがあります。)

1、喫煙をひかえる。
2、適度の飲酒を心がける。
・アルコールやその代謝産物は、免疫毒とさえいわれています。 常習飲酒家は発がん率が高いこと、呼吸器系感染率が高いことが最近分かっています。 また、アルコール性肝障害では、C型肝炎ウイルスの感染がよく見られることなどから、 アルコールが免疫力を弱める論拠と考えられています。 常習飲酒家から生まれた子供は、長期間にわたり免疫系の異常が見られ、 その結果、色々なウイルスに感染しやすく、また悪性腫瘍も発生しやすいようです。

3、質の良い睡眠をとる。
・睡眠の乱れによって、免疫力は低下します。 あるラットの実験で、断眠によってサイトカインは増加しましたが、 脾細胞のTリンパ球マイトーゲンに対する反応性や、 NK細胞の活性は低下し、好中球の貪食は、低下傾向にあることが認められました。 快眠は大事です。たとえ心労があって眠れなくても、体を横にして休めているだけで、免疫力は高まると言われています。 20分ぐらいの昼寝でも、免疫力を高めます。 これは体内のメラトニンというホルモン物質の増加によるもので、 このメラトニンが活性酸素という有害物質を減少させるからです。

4、ムリのない適度な運動をする。
・免疫力を高めるには、適度な運動がとても効果的です。 なぜなら、体内にウイルスが侵入してきたときに戦う免疫細胞(特にNK細胞)が、 運動することによってより活発に働くようになるからです。 グラフ1を見てみましょう。運動習慣のある人は、そうでない人に比べ、 NK細胞の働きが活発であることがわかります。 ウォーキングやジョギングなど軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。

5、笑う

・笑うと身体の免疫力がアップします。笑うとNK細胞の活性化につながるからです。 笑うと、生命活動を維持するために必要な神経、 主に内蔵器官の働きを私たちの意識とは無関係にコントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)に変化をもたらし、 身体中の様々な器官に刺激が与えられます。 この時、笑いによる脳への刺激が、神経ペプチドという免疫機能活性化ホルモンの分泌を促し、 このホルモンの影響でNK細胞はたちまち活性化され、さらに強力な戦士としてガン細胞などを攻撃します。 作り笑顔の場合でも、NK細胞の働きが活発になるそうですので、とにかく笑うことです。

6、充分な休養などでストレスをためない。
・「笑い」(快・充足)が免疫力を活性化させ、逆にストレス(不快・非充足)が免疫力を低下させるのは事実です。 「ストレスを感じた時は、NK細胞の活性は低下する。ガンの芽が出やすい。」 (星 恵子助教授/聖マリアンナ医科大学)このようにストレスの積み重ねがガンにまで大きく影響します。 ・何をストレスと感じるかは、性別・年代別で大きく異なります。 たとえば男性では、成人のほぼ全世代を通じてストレスのトップは「仕事のこと」です。 また、2位は20〜40代では「対人関係」ですが、50代になると「自分の健康・病気」になります。 一方、女性でも各世代で「対人関係」「仕事のこと」が上位を占めますが、 20代後半〜30代後半では「育児・出産、子どもの教育」がトップで、 また30代からは「家族の健康・病気」を心配する人が増えてきます。 立場のちがいがストレスの感じ方にも現れています。

・ストレスに負けないためには「適切な休養」「積極的休養」が大切です。 「休養」には「休む」と「養う」の2つの意味があります。 仕事の後や休日には体を休めることが大事ですが、 趣味や旅行、スポーツ、家族との団らんや友人とのつきあいで「自分を養う」ことも大切です。 これが積極的休養で、ストレス発散に役立ちます。

7、爪をもむ。 ・手の指の爪の生えぎわの角をもむ(人差し指と親指で生えぎわの角を10秒から20秒、少々痛いくらいにつまむ)と、 リンパ球をふやして副交感神経が優位になり、 血行が促進され免疫力が高まるといわれています。 あまり厳密な位置にこだわる必要はありません。 基本的に、両手の親指、人さし指、中指、小指の 4本の指をもみます。 ただし、薬指は交感神経を刺激してしまうので特別な場合以外はもまないようにします。

8、体温を下げない
・体温が1℃上がると免疫力は約6倍活性するといわれているように、 体温は免疫力を大きく左右します。風邪をひいたとき熱が出るのも、 体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。 また、体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、 腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して様々な病気や感染病の原因にもなってしまいます。 「体が冷たいと、免疫をつかさどる細胞や酵素は全然うまく機能しない」 (米国カリフォルニア大学の麻酔専門医ダニエル・セスラー)

・通常、外気が暑くても寒くても、人間の体温は36.5℃〜37℃の範囲に保たれています。 人はこの平熱より5℃高い41.5℃の発熱ですぐに死ぬことはありませんが、 逆に5℃低い31.5℃では、体内での代謝活動などが阻害されてしまうため、生きていくことができません。 人間の体は体温の低下には非常に弱いといえます。 体が冷えていると、冷えている部分の代謝活動が落ち、 大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪くなり、 そのため、婦人科系の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中、ガン、アレルギー、うつなどの精神病など、 あらゆる疾患の発病に影響を与える可能性があります。

9、薬・抗生物質を乱用しない。
・薬や抗生物質は、緊急、命の危険、重病、慢性病、感染症以外はなるべく服用を控えましょう。 薬や抗生物質への安易な依存は、長期服用の副作用は言うに及ばず、免疫力の低下につながります。

・結核は、第二次大戦以降、ペニシリンという抗生物質の発見により患者数が激減し、 もはや過去の病気になりかけていました。 しかし80年代の後半からアメリカを皮切りにほとんどの先進諸国で結核患者が増加し、 現在世界中での結核死亡者数は年間三百万人にも及び、いまなお単一疾患としては死亡原因のトップを占めています。 日本では1996年12月現在結核患者数は132,958人で、日本の罹患率は諸外国に比べて非常に高く、 先進国中で最も高水準にあり、死亡率も極めて高いものとなっています。 これらの原因のひとつとして、抗生物質の安易な乱用が考えられています。

・様々な抗生物質の開発によって、各種の病気(感染症)を治療可能にしたことは、 人類にとって福音以外の何者でもありませんでした。 しかし、抗生物質の乱用は、同時に、 耐性菌(病原体がそれまで効果を示していた抗生物質などの医薬品に対して 抵抗する術を身につけた菌)をも生み出してしまいました。あまりにも薬に頼りすぎた結果、 より強力な病原菌が生まれてしまったわけです。 抗生物質の最も適切な使用法というのは、病原菌を殺すことではないと思われます。 抗生物質によってある程度細菌の増殖を抑えつつも、その人が本来持っている免疫力で病原菌を排除していく、 というのが理想的でしょう。

・免疫系を弱める最大の要因は抗生物質の使用、または乱用によるもので、 免疫系の低下を引き起こします。免疫系が弱まった時、 ウイルス・バクテリアなどが体内に入りやすくなるため、 次のステップとして新たな抗生物質の使用に頼ってしまいがちです。 つまり、抗生物質の使用が免疫力を低下させるのです。 免疫力が弱くなったために病気に追い込まれていくといった、 繰り返しが弱点といえるでしょう。この繰り返しを防止することが第一です。

10、バランスの良い食事を心がける。 ・現代は食生活の偏りなどにより栄養バランスが乱れ、そのために免疫に大切な栄養が不足し、 免疫力低下を招いていることが多く見られます。

・免疫力を大きく左右するのが食事であり、「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがその基本です。 1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、 5群は穀類・いも類、6群は油脂製品となっています。 また、栄養素別にみると、炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質が主にエネルギー源となる3大栄養素、 これに体の機能維持や調整・抵抗力をつけるビタミン・ミネラルを加えて5大栄養素、 そして第6の栄養素に食物繊維、第7栄養素にスカベンジャー(抗酸化食品)となっています。

11、免疫力を高める(調整する)健康補助食品を利用する。 ・例えば、ガン細胞の発生は誰にでもおこっています。 しかし、ガン細胞ができたからといって、必ずガンになるというわけではありません。 普通、ガンになる前に免疫が働き、NK細胞がガン細胞を敵として見分けて攻撃し、排除してしまいます。 ガン細胞が増殖してガンになるかどうかは、免疫を逃れてガン細胞が増殖するかどうかにかかっているのです。 免疫力(自然治癒力)が正常に働けば、誰にでも発生するガン細胞は攻撃され、ガンにはなりません。

・日頃から、免疫力を高めるトランスファーファクター、 アガリクス、冬虫夏草、プロポリス・・・・などを摂取して予防を心がけましょう。 ・免疫に関連する健康補助食品には、免疫バランスを整えるものと、 免疫力を上げるものとがあります。 アレルギーや自己免疫疾患の場合は免疫バランスを整えるもの、 ガンなどの場合は免疫力を上げるものと、使い分けることが必要です。

・免疫力を高めるための、健康補助食品選びの4つのポイント  @免疫機能の強化・調整  A免疫系をサポートする抗酸化作用  B免疫系をサポートする酵素、プロバイオティクスによる腸内免疫機能活性化  C免疫系をサポートする栄養素


阿保先生の公演の話   (自然治癒力)最新情報

現在の病院は、本音でまじめに患者のことを思って治療すると 8割がたの病院は潰れてしまうと言われています。 健康保険制度は、患者にどんどん薬を出さないと儲からないようになっています。 風邪ぐらいだったら、薬なんか飲まないで暖かくして寝ていれば治りますよと 本音を言えば、その病院は潰れてしまいます。


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