色鉛筆画とエッセイ
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引き出しを増やす


leaf*egg

水彩絵の具の緑は水に沈殿し、逆に赤は広がっていく…
こんな話を聞きました。
昔、雪舟という日本画家がいてその人はわらを用いて竹を描いていたとか…。

描くものって《筆》に限らなくて良かったのですね。

最近では自分の足に絵の具をたっぷりつけて、紙の上をダイナミックに走り回っているアーティストさえ見てしまいました。

正直驚愕しますが、でも、学ぶべきものもあります。
例えば色鉛筆同士の組み合わせで得られる効果はないだろうか…と考えてみました。

水性と油性、硬筆と軟筆の性質を組み合わせ得られる効果とか。そうして試して偶然見つけた“色合いの引き出し”をどんどん増やす。どんどん…どんどん…☆。

そういえばロングセラ―と言われている人気絵本のーミッフィーやノンタンの線は微妙にぶれたり揺れたりしている。いわゆる“味がある線”は人に飽きられないのかもしれない…。これも引き出し引き出し♪
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プレッシャーがやってくる


虹色の雪がわたしに降る

(私が考える)プレッシャーのイメージは
心や足がふわふわ宙に舞い上がり‥
真下に《深い森》見てしまう事。

深い森はただただ蒼くて、広くて、それが一面の壁のように見えてしまう・・・

大切にしたいのは…
先ずは地面に足をついて
自分の手で一本の木を植えること。
きちんと育てる事ができたなら、その隣に再びもう一本の木を植えようと考えること。


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真実の上澄み


赤ちゃんと熊とシャボン玉

私の絵の見方は極めてシンプルで…
その絵を
好き、なのか
好きではない、のか
の二つだけです。

プロだから…アマチュアだから…
という理由ではないのです。
一枚の絵について、時に真逆のような議論が展開されたりしますが、まるで毒舌にしか聞こえない言葉の中にも…
何がそんな事を言わせるのか?が判る真実あるのです。
感情が先に立っては決して読み取れない…その先にある、または根底に隠れている言葉。

気持ちはぶれず清らかに☆覗いてみたら…
そんな《真実の上澄み》を見つけられるかもしれません。
それは上手にすくいとっていきたいものです。

話は変わりますが、
あの物語…裸の王様に出てくる子供のように
「この絵、そんなに(高いの)?」という言葉が思わず口をついて出そうになる、絵に出会う事があります。
仮にそんな言葉が迂闊にも私の喉元を飛び出したのなら…直ちにその場は白け、不穏な空気が立ち込める事間違いなし。

絵の価格はよく分からないものですが、実は私の家には値段もつけられないほど絶対に手放せない名画(迷画)が壁に掛けてあるのです。
当時小学六年だった男の子の描いたその…天に向かって走る鉄道の絵は見る度私に“未来”を物語ってくれるステキな名画なのです♪


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良い写実良くない写実


庭の柿

バニラアイスの質感はどうやったら出せるの?とバニラアイスを見て考えたりします。

それには粗めの紙を用意してして数種の白をブレンド…あとは氷の輝きも欲しいから
表面にはバニシングの効果など頭の中で組み合わせてみたりします。
仕上げの過程では思い通りも、
思惑ハズレも、あります。(=゜-゜)(=。_。)

時に写真のようでつまらない×と言われてしまう写実的な絵ですが…
私…個人的には「すごいなぁ~」と割といつも見入ってしまいます。

もし、良くない写実があるとしたら…
例えばある“看板”をそっくりそのまま紙に描いたとして…
(^_^)vここまで描きました!とそこで完結し安心しきっている写実ではないでしょうか。

逆に良い写実とは、その描いた看板にはもう実物以上の存在感がありる、しかも広告としての集客力さえ感じられるもの‥。なのかな。


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アンテナをはる



例えば…地面に何か良いもの(金貨)が落ちてはいないか?と思いながら歩く人は、
ひたすら前を見て歩く人に比べ絶対的に何か拾ってしまう確率は高い( ̄∀ ̄)!
あの宝くじはやはり買った人しか当たらない。(≧∇≦)!
例えば私はこうして社長になりました!と人と言う人も…
全てに共通するのは、きっとぶれなかったという事実に違いない。(゜∇゜)ぶれずに
その道(目標に必要な情報)に自分のアンテナを張り続けていた事。

《格言》
“張らないアンテナに飛び込んでくる情報はないのさ”


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透明なこと


サクマの夢

それが“透明なのだ…。
”と、思ってしまうと途端に描けなくなってしまいます。
透明な色鉛筆なんてどこにもないのですから。
よく考えてみると、本当に全部透き通っているのならそこに存在
してないのと同じ意味になるのでしょう。

日常でも“あの人は○○な人なのだ…。”
そう捉えてしまうと途端に近づいていくのが難しくなります。
感覚を固定するのではなく、まずは瞳に飛び込んできたイメージを。
迷わずためらわずに、感じたままを色変換しては重ねていく。
色が近づくという事は心が近づいていくということ。
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エール


 明日を掴め  

この絵は当初、ある思い入れを持って描いていました。
一万円札の所を(非常に苦労して泣きながら(T_T))描きあげて、
次は手へ…と決め、つかの間ホッとしている時にあの[3・11]
がやってきたのです。
気持ちが再び絵へと向かうまで時間を要しました。
でも[力強く力強く]を頭に置いてようやく手を完成させた時、
その絵の持つ意味は当初考えていた想いからもう一つ新たな想いへ
と進化していたのです。

実は似たような話は、あちらこちらにありました。
―震災前に作った歌詞ですが、まるでこの時の為のようになりました―
と、誰かがラジオで話してました。

[明日を掴め]というタイトルは自然に浮かんできました。
紙幣は何かを楽しんで買うものというより、公然と誰もが平等に
手にする権利の…《明日への切符》のようになりました。

はばかる事なく未来を手にしてほしいと願います。

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はじまりのこころもとなさ

ユキチの始まりは
ユキチにあらず



ユキチ ノ ハジマリハ
ユキチ ニ アラズ


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