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まちがう


Kitchen-timer ねこ

とても有名な画家の描いた絵は、おそらくは畳10畳ほどもある大きなものでした。そのサイズには驚きましたが、困った事に(;-_-)。゜゜
「これは、はたしてうまいのでしょうか?」
そう考えこむものだったのです。よくわからないままただハッキリしてるのは「これだけ広いのだから、多分絵に乗っかって描いてるよね」という事でした。果たしてどこかにその名残!?
は見つかるのでしょうか。
(o`∀´o)探してみたい!です。【靴跡&足跡】
また、在るときデパートで見た絵画に、私は見つけてしまったのでした。その絵の具に塗り混まれた、一本の髪の毛を(^_^)。
ファンにはたまらない作品でしょう~。私はこれが境界線だと思います。足跡と髪の毛…価値があるのとないのと。それで騒がれたりするのが、手の届かない本物の芸術家の人。
余談ですが(というか告白ですが)この“kitchen-timerねこ"には、実は数字の“1"がありません。私は随分後になってソレに気づきました。NHK文化センターの美術大賞展で入選したねこちゃんです。“1"がない!と慌てたのは私の手元に戻った後の事でした。この話をしたら笑われました。ただ笑われました。
(^_^)(^_^)(^_^)
size:はがき
 
  
 








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600本で描く


闇と船

カール・ラッセンを見ました。
それはそれは美しい海を描いていました。
サーファーだったラッセンが描く絵は、きらめくオーロラのごとく、
です、☆。夢中で眺めていたら係の人が、
「この版画はおよそ100色ほど混合して作られているんですよ。」
そう教えてくれました。『ひ、ひゃく混合☆』そんな事が心に引っかかり、それが確かな“きっかけ"となってくれました。
{闇と船}は、100×6の全600色で仕上げてあります。
色数を競った!?訳ではもちろんないのです。
(^o^)/実は色鉛筆コレクターの私です。この機会に手持ちの色鉛筆を総登場!!させてみよう♪と思い立ったのです。
それと、【色は混ぜていけばいつかは黒になる】そんな実験もかねての事でした。
結果、真っ黒にはなれない黒…に近づきました。
私は、古代より海底に人間が沈めてきた様々なお宝や、亡骸の事を想うと…ぐっと胸が騒ぐのです。
そして、同じく海底にはそれらの事などちっとも気に留めない無数の魚たちが、ゆうゆうと住んでいて…。その無限大のスケールを思う時、けして海を描く時には、なにかこう“皮一枚"のようにぺろぺろんと塗ったらそれは絶対いけない×(×_×)×バツバツと、心に言い聞かせ、色を何度も重ねたのです。
size:A2
 
  
 





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人物のトホホ


落胆する午後のカレーに
 立ち昇る希望と湯気と光

モナリザの微笑み(くちびる)は、感情記憶ソフトの
解析結果によりますと
83%の幸せ
 9%の嫌悪
 6%の恐怖
 2%の怒り
 と、読み取れるそうです。
ちなみに表情の左半分は男性・右半分は女性である
との説もあります。

女性の顔を描いている時、少しの線の加減で
まるっきり表情が違ってしまう事に気づきました。
(線は何度も試され→←↑↓しました…)

美しさとは、まさしくmm単位のことなのだと
(=^▽^=)実感しました。
{せめて口角だけは5mmほどあげておきたいもの
  ですね♪}

―はじまりはこんなこころもとなさから―
    
    部分:作品女性の後ろ姿。
size:F20
 
  
 




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黒は深い



HANA

「●blackは多彩な色だね」という話をしたら
「●そうそう、陽に当たると赤なんだよねblack(は)」
と、いう展開になりました。
晴れた朝の日に、黒い色のお話をしました。
●闇と船●2008年
●落胆する午後のカレーに立ち昇る湯気と光●2009年
と仕上げ、今“黒の魅力"にはまっている私です。

でも、洋服を選ぶとしたらわりと白が好きです。
(気持ちがスッキリしますね☆)
~~でもでも~~
白いものを白い画用紙に描くとしたら使う色は白?!
ではなくそれはパステルのような虹色☆☆
虹色なのに、白く見えたりもするから不思議なのです。
この次の晴れの日にはこの白のお話を持っていこうかな☆
size:B4
 
  
 







 
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人物と写真とイマジネーションと


merry christmas

写真を見て
実物も見て。
それからは…
もうなにも見ずに、例えばこんな感じ…○△□と、
イメージのみで仕上げていくと、割とバランスが
いいように思います。

河合ひとみさんという人の(著書あり)描く色鉛筆画
の写実的な、その品のある美しさには見る度
うっとりさせられます。同じように真似て色鉛筆を
走らせることがありますが全く似てくれません。
絵はその人の“~らしさ~"を表すのです。
時に工具なども用いる私の描き方はむしろ
イアン.ハットン.ジェイミスン(こちらも著書あり)
の方に少し近いかも…と思ったりしました。
size:15×23cm
 
  
 





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光と影と陰


女の子と葡萄

光を意識すること。

影と陰を見つけること。

存在を明らかにすること。
size:15×23cm
 
  
 






 
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絵の神様


あなたの心を大切に

たくさんの花をハート型に並べて描いてみたいな。と思いました。
そんな風に、{描いてみたいな}から始まる絵なので
{{これは、何を意図して描いたものなの?}}と、
聞かれると(」°口°)」えっ?と言葉が続きません。
多分、絵を見る人それぞれが、おのおのの物語を創作し(くっつけて)鑑賞しているはずなのです。
その物語をもはや共有するのではなくて、自分だけのものにしたい!
そんな風に思える大好きな作品と出逢う事があります。
でも、架空の物語を作っているのは果たして鑑賞者だからなのでしょうか。
絵自体から発している、という事はないでしょうか。                           
─ワタシ(絵)は、いろんな人に眺められて、
 異なる自由な囁やきを聞いたりする。
 けれど、ワタシからも眺め、そしてワタシが選択して
 いく事さえできる。―

そんな意志や波長や自尊心を伴ったつぶやきで呼びかけてくるとは考えられないでしょうか。

心を奪われる、というのは、実は絵の中に本当になにかしらの心をさらわれたのかもしれなくて。
私がハート型にお花を描き進めていると
《筆を取られる》…という事が2・3回ありました。
思わぬ力の加減が生じて、次に思わぬ色彩になっていて…
ああ、こんな風にここを描いて欲しかったのだと思いました。
あと、(これは話したら恥ずかしいのだけれども)筆圧強く擦った
その時、予期せずして画用紙下のテーブルクロス模様が表れてしまったという場合もあるのです。

でもでもなんだかとっても良い具合に、
じゃないですか(*^ー^*)アリガトウ、もう~こんな感じに仕上げてくださって、なんだかアリガトウ!と喜びました。
それは本当に、私のチカラだけでは描ききれない、微妙に雰囲気のある線と形だったからです。
月並みな言葉でも、私はこの花たちを心を込めて描き続けていたのです。

―こんな風に描いたらキュートかも♪あっ、この色いいな♪―
 想いに応えるかのように、絵はいつしか自分を持つようになる…。
 そんな気がしています。
 
size:A2
 
  
 










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明日は晴れ

一生懸命走りました。
.....................................。
でも..三番目だったのです。
〔全力を尽くしたのに一番ではなかったのですか?〕
一生懸命描いているのは伝わりますが、果たしてこれが何を伝えようとしているのかがわからないのです…。
違う人が、
違う場所で、
同じ話をわたしにしたので【(」°口°)」え】と、
驚いてしまった事があります。
その偶然、
その真実に。
夢をみるというのは、ちょうど山頂てっぺんの一点と自分とに直結した線を、疑いもなく引いてしまうものかもしれません。
心が<がむしゃら〉になるのです。
けれど…そのてっぺんから今度は麓(自分)を眺めてみたらどうでしょう??案外ほどよい力加減で
歩けてしかも最短最適な道のりが見えたりするのかも。
size:B5
 
  
 




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