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こんなものを食べていた(食糧と装備)
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■ある10日間のメニュー(8/16 〜 8/25)
繰り返しになるが、ポンポコ浦澤の減量は49日間で13.6kg(スタート80.2kg→ゴール66.6kg)
当然ながら、最初は痩せやすく、あとになればなるほど痩せにくい。
以下に取り上げるのは、山旅の後半、運動だけでは体重が落ちず、かなり節制している時のメニュー。
場所的には、ちょうど仙丈岳から北岳、赤石、聖岳と南アルプスを縦走していた期間にあたる。
なお、実際の歩行時間は行動時間から概ねマイナス1時間。実測ではないため体重はあくまでも目安。
1 | 8月16日 行動:7h 71.5kg (体重は目安) |
朝 | ブタキムチ・スープ(フリーズドライ)、こうや豆腐、ホットレモン |
昼 | カロリーメイト2本、毎日果実4枚 | ||
夜 | 納豆味噌汁(フリーズドライ)2杯、こうや豆腐2ヶ、コーヒー | ||
2 | 8月17日 行動:6h |
朝 | タイ風ラーメン(インスタント)、レモンティー |
昼 | カロリーメイト2本、バランスパワー4本、柿のタネ1袋、缶ビール350m1本 | ||
夜 | カレーピラフ(フリーズドライ)、コーヒー | ||
3 | 8月18日 行動:6h |
朝 | トムヤン・ラーメン(インスタント)、レモンティー |
昼 | バランスパワー4本(コーヒー味2、スイートポテト味2)、レモンティー、 | ||
夜 | カレー半袋(フリーズドライ)、アルファ米1/2人前、コーヒー、ウイスキー少々 | ||
4 | 8月19日 行動:6h |
朝 | カレー雑炊(前夜の残りで)、コーヒー |
昼 | レモンティー | ||
夜 | タイ風アヒルラーメン(インスタント)、こうや豆腐1ヶ、コーヒー | ||
5 | 8月20日 行動:6.5h |
朝 | 毎日果実4枚、レモンティー |
昼 | カロリーメイト2本、バランスパワー2本、レモンティー、コーヒー | ||
夜 | タイ風ラーメン、こうや豆腐1ヶ、コムタン・スープ(フリーズドライ)、コーヒー | ||
6 | 8月21日 行動:6h |
朝 | アルファ米・五目御飯、中華丼の具(フリーズドライ)、コーヒー |
昼 | バランスパワー2本、日本酒ワンカップ2本、缶ジュース・きりり350m1本 | ||
夜 | レトルト白米半分(100g)、カツ丼の具(フリーズドライ)、コーヒー、レモンティー | ||
7 | 8月22日 行動:6.5h |
朝 | レトルト白米半分、牛丼(レトルト)、レモンティー |
昼 | おでん1皿(山小屋で)、やきとり缶詰、アーモンドフィッシュ小袋2、缶ビール350m2本 | ||
夜 | ─── (昼食べ過ぎのため無し) | ||
8 | 8月23日 行動:5h |
朝 | レトルト白米、カレー(レトルト)、レモンティー |
昼 | 赤いきつね、野菜ジュース、コーヒー(砂糖・ミルク入り) | ||
夜 | ウインナー10本、缶チューハイ350m1本 | ||
9 | 8月24日 行動:7h |
朝 | 山菜おこわ(アルファ米)、コーヒー |
昼 | バランスパワー2本、オレンジジュース、菓子小袋(ドライフルーツ、チョコ、ナッツ類等少量ずつ) | ||
夜 | さんま缶詰、おつまみセット(クラッカー3枚、サラミ3枚、チーズ3切れ)、缶ビール350m1本、日本酒紙パック200m1本 | ||
10 | 8月25日 行動:10h 67.5kg (約4kg減) |
朝 | ラーメン(インスタント・具ナシ) |
昼 | カロリーメイト2本、イカの姿焼き、生ビール中1杯、缶ビール350m1本 | ||
夜 | 魚肉ソーセージ2本、オレンジ100%ジュース280m1本、きりり1本 |
注: 頻繁に登場してくるタイ風のラーメンは、輸入食材店でよく売っているタイ製の小型ラーメン、
日本のものに比べると2/3程度の大きさ。バランスパワーはカロリーメイトと同様の栄養補助
食品、カロリーはやや低く、やはり2/3程度。
しかしこうやって書き出してみると、節制したと言いつつ、酒だけはしつこく飲んでいることに
気づく。だがこれでも普段はこの5倍は飲んでいるから、やはり節制なのだ。
■下界に降りたら一番食べたかったもの
なんでもない安食堂にブラりと入り
カツ丼を二杯、一気にかき込むことを夢想していた。詳しくは特別エッセイを読んでね。
■山で一番美味かったもの
どういうわけか、これもカツ、白馬山荘で食べたカツカレーなんだよね。詳しくは、
[ポンポコトムンクの<快楽登山バトルトーク>その1]を読んでくれ。
番外 :南ア荒川小屋で女性2人組から貰いタバコした
四日ぶりのマイルドセブン
迂闊にもタバコの補給を忘れて南アに突入し、本当に苦しかった。
山小屋の前を通るたびに無い野を承知でたずねるが、やはりどこにも置いておらず、
冷たくあしらわれるだけ。もう少しで、タバコのために登山中止になるところだった。
彼女たちは、まさに女神だった。
■装備一覧&勝手にインプレッション
ザック | ロウアルパイン/85リットル(70+15) | かなり乱暴に扱ったが、近頃の17歳たちと違い、切れることも裂けることもなく、立派に役目を果たしてくれた。もう少し軽ければ言うことないのだが、それは贅沢と言うものだろう。4年前(96年)購入したものだが、まだまだ現役。デザインだって、かっこいいぞ! |
ブーツ | シリオ/入門用トレッキングシューズ3E+ |
値段は18000円くらいだったか。こうしたシューズの中では一番安いタイプだろう。ほとんど新品で出かけたが、旅の後半は靴底がかなり磨り減り、濡れた石の上などではよく滑った。 ゴア使用だが、本格的に雨が降れば中はズブズブ。もっと防水性の高い靴が欲しいと切に思った。防水スプレーなどでカバーしようとしたが、効果は薄い。つま先の薄さもガレ場などでは気になった。 もし同じような山旅に出る人がいたら、少々重くても、靴底の張り替えができ、防水性が高い本格皮製をオススメする。 自分は幅広・甲高という思い込みから、3E+にしたが、後半痩せるに従ってガバガバになった。足も立派に痩せるんだな〜と、感心した。 |
Tシャツ | ダクロンQD、QDマックス、クールマックス、単なる化繊etc | 常時3枚持ち歩いてイロイロ試したが、なんと言ってもQDマックスがオススメ!まだ試したことがないという人は騙されたと思って。 |
靴下 | 5本指のヤツ4足 | 私、靴下キライなんです。下界にいる時は、革靴をはく時以外は真冬でもはきません。で、5本指を試してみたんだけど、これが気持ちいいのなんのって。ちょっとはくのは面倒だけど、これも絶対のオススメ。1足1000円もする絹製と100円ショップで買った綿製を試したけど、両方ともイケル!まずは100円の綿製の方から試してみたら? |
テント | GORE・メスナーテント 1人用(1.6kg)/ニッピン |
これも四年ほど前に購入した。初めてのマイ・テントで、特に知識も無く、ゴアであることと、軽いことだけで選んだ。使い心地にさほど不満を感じたことはなかったが、今回の旅では、さすがに天井の縫い目から雨漏りが始まった。 ゴアの性能も、かなり落ちてきているようで結露もかなりある。透湿性素材専用の防水スプレーで対応したが、効果は少なく、数日しかもたない。ゴアということでフライ無しで使ってきたが、キャンプ地が2500mを超えると真夏でもかなり寒く、結露のことも考えると、仮に次回があるならフライと併用したいところ。あるいはゴアではない通常のフライ付き軽量テントもそう悪くないのではないかと思うのだが、どうなのだろうか?誰か御存知の方がおられたら、アドバイスをお願いしたい。 それから一度、剣沢でテント撤収中に突風にあい、ポールを折られた。そう滅多にあることではないが、そう重いものではないので、長い山行ならリペア用の短いポールは必携だろう。私は用意が無く、ガムテープでぐるぐる巻きにして補給まで一週間耐えたが、雨天時など居住性は最悪だった。 |
寝袋 | ICI石井スポーツ・オリジナル 羽毛シュラフ/スリーシーズン用 |
20年以上前、ボーイスカウト時代に買ったもの。当時はかなりの高級品で、幼いながら胸を痛めたものだが、ここまで使い込めば十分に元はとっただろう。軽く、小さく、暖かく、海外の安宿放浪くらいになら、まだまだ現役で使えると思うが、山ではチョット苦しい。 シュラフカバーと併用してなんとかしのいだが、やっぱ、寒いんだよね。そろそろ買い替え時だと思うが、今までの旅すべてを共有していると思うと、なかなか捨てられない。 いいモノはいい、の見本のようなシュラフ。次回も買い替えるなら絶対羽毛の最高級品、それでヨイヨイのジジイになるまで30年くらい使ってやるぞ! |
ウールの長袖シャツ | 無名のタウン用 | これ一枚あったおかげでどれだけ助かったことか。別に登山用ではないし、ごく薄いものだったが、濡れても暖かいウールの特製をいかんなく発揮してくれた。 特に雨の日、レインスーツの下に着れば、休憩のたびにガタガタ震えることもなく、快適。 |
フリース | ロウアルパインの高級品 | 防寒着に、枕に、座布団に、寝間着に、やはり必携だと思うが、特に高級品でなくても良いのではないか。私のは一万数千円もする山用だが、ファッションを気にしないなら、ユニクロの1980円でも性能的には十分だと思う。 |
ズボン | 化繊の長ズボン2本 | 長ズボン1+短パン1の組み合わせも試したが、山で短パンは、やはりなにかと危険。もしどうしてもと言うなら、すそをまくり上げればいいだけの話だ。(水泳の時は全裸ネ) |
手袋 | ウールの軍手(イボ付き) | 皮とフリースで出来たトレッキンググローブなんてのも使ってみたが、濡れたら冷たいし、気持ち悪い。完全防水素材のグローブだって、雨が少し激しくなれば、どうせ手首から水が入る。濡れても暖かいウールが一番。値段も安いし。 |
レインスーツ | ノースフェイスの高級品 | 皆さんご承知の通り、当然ゴアです。防寒具に、高所では寝間着に、雨具としてだけでなく、とにかく毎日着てました。 |
傘 | 軽い折りたたみのヤツ | テントサイトなどで、あれば絶対便利だと思い、途中から持ち歩いたのだが、皮肉なことにその後使う機会はほとんどなかった。 |
ディパック | 自転車用の片掛けタイプ/背面パット付き | サブザックとして持っていったのだが、本来の目的で使うことは数回しかなかった。持っていくなら、スタッフバックとしての利用を重視した、パットのないペラペラ・タイプの方が良かった。 |
スタッフバック | モンベル/防水加工・大型60リットル | ザックの中身を、まるごと全部入れられるのが良い。ザックカバーだけでは、中身が濡れることをほとんど防げない。これを併用することで、どんなに雨に降られても、乾いた着替えとシュラフだけは確保できてる、と安心していられたものだ。 |
アイゼン/ピッケル | × | ピッケルはともかく、アイゼンは簡易的もので良いから持って行った方がよかった。特に北アの北部は、年にもよるのだろうが、大規模な雪渓が数多く残り、アイゼン無しではかなりヤバイ場面が多々あった。 |
ストック | 無名メーカー/一万円くらいの(ダブル) | 好みだとは思うが、使った方が絶対理にかなっていると思う。それもシングルよりダブルで。 私は無名メーカーのものを2種類使ったが、意外に壊れやすく、両方とも石突の部分はすぐに潰れるか、紛失した。長さの調節もすぐにバカになった。レキ社のものはもっと丈夫なのだろうか?次回は試してみたい。 |
SUUNTOの時計 | × | 高度計やコンパス、垂直上昇、下降率までわかって、しかもデザインがカッコ良く憧れ。すれ違う登山者が持っているとうらやましかった。 |
ラジオ | × | 「敢えて孤独に浸る」──などと格好をつけたために持っていかなかったが、正直何度も欲しいと思った。山の夜は、寒く、寂しく、退屈で、…音楽が聞けたらなぁ〜とずっと思ってた。痩せ我慢せず、持って行くべきだったな。 |
その後のポンポコ浦澤
「ポンポコの野郎、ホントにこのあと会社なんか作れたのかあ?!」と御もっともな疑問を持たれた方は
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現状写真:これが腑抜けてしまった出発前のポンポコ浦澤のカラダだ!
参考写真:10年前ジーンズが似合う男だった頃のポンポコ浦澤はコッチ!
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