ポンポコ浦澤「東京漂泊三行日記」2000/11/11 〜
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VOL.5 2002/01/07〜05/27
心配することなかった! 投稿者:ポンポコ 投稿日: 5月27日(月)23時40分21秒
こんばんわ、さらに引き続き福岡・博多のポンポコです。
浮羽町・町人村人との面談、行って参りました!
大丈夫、恐れることなどなかったッす。
人間のクズと呼ばれた男・不詳ポンポコ浦澤、あんなに優しい大家さんには
合ったことありません!
友人の紹介があるとはいえ何処の馬の骨ともつかない体重80キロ遥かに超級の
怪しげな男をむしろ終始喜んで迎えるといった対応をしてくださり、まったく
もって感激でした。
正式決定は帰京したのち相棒ムンクと正式相談ということになりますが、どうやら
ほんとに今秋から福岡・浮羽へ移住!ということになりそう。
いや〜、物事が運ぶときにはこういう風にトントントンと流れていくものなんだね。
家をどんな風にアレンジしようか使おうか、今からなんだか夢が膨らんでおります。
候補は二軒だけど、どちらにせよ、今までとは比較にならない広さ!土間つき、本格
囲炉裏つきだもんね。
スペイン風でも、メキシコ風でも、北欧だろうが、バリだろうが、なんでもござれだ!
もちろん和風の茅葺風味は残しつつね、ふふふ。
帰ったら写真の方もお見せしますからね!
お楽しみに!
では、また、今度は東京から!
村入り成るか?! 投稿者:ポンポコ 投稿日: 5月27日(月)12時11分24秒
こんにちは、引き続き博多のポンポコです。
本日5時より、いよいよ村人代表との面談ッす。
やや緊張!
田舎暮らしを円滑に始めるにあたって、まず第一の関門ですな。
別に大げさに構えることはないとは思うけど、町役場の人にも、
昨日書いた仙人の芸術家にも、「ここの暮らしはいいですよ〜」と言われた
あとに、必ずくっついてくるのが「でも、田舎は田舎でいろいろ大変なことも
あるけど…」という言葉。
多分田舎独特の濃密な人間関係のことを指しているんだと思うけど、こればっかりは
東京・山の手育ちの俺には、どうにも想像つかないんだよな。
頼りの相棒ムンクも名古屋市内のマンション育ちで、やはり事情は変わらないだろうし。
でも、まあ、とにかく面談してくるよ。
結果はまた夜か、明日の午前中にでも!
でもまあ、それほど難しく考えることでもないとは思うけどな。
博多で美味いものくいまくり! 投稿者:ポンポコ 投稿日: 5月26日(日)13時23分36秒
どうも、博多に戻ったポンポコです。
昨日は再び浮羽へ!
地元で仙人と呼ばれている絵描き兼超山奥のスペイン料理屋オーナー(東京・福岡にも
支店4軒あり)と知り合いになり、今すぐにでも入居可能な、藁葺き屋根物件を紹介
してもらいました。
これで候補は二軒!
とちらにするか迷うところだけど、月曜に村の人との面談があるので、そこで話を
聞いた上で、帰京後ムンクと相談、決定したし!
考え方としては、とりあえず上記の場所のどちらかで仮住まい、村の生活が
気に入ったら、その時点であらためて、近くに土地を捜して、買い、そこに
自分で好きな家を建てる!という感じです。
事実、仙人も自分でスペイン風の石造りのムチャムチャかっこいい家を建てて
おり、さらに現在も、二棟、三棟と増築中。
まさに仙人!芸術家のとっても面白いひとで、そんな彼の人柄を慕って今では
全国から人が集まり、その山のレストランを手伝いながら、陶芸をやったり、
森のエステ店を計画したりと、さながらコミューンのようになっております。
詳しくはまた書きますが、興味のある方はHPアドレスを下に書いておきますね。
スペイン料理
イビザ スモーク レストラン ↓
駄目だあ〜 投稿者:ポンポコ 投稿日: 5月24日(金)14時21分10秒
韓国Tシャツなんですが、まったくの空振り。
もともと期待はしていなかったんだけど、まさかここまで不毛とは…
もしかして金正日Tシャツとかあったりして、僅かに期待していたんだけど
ね。ここまで駄目な国は久しぶりだなあ、エルサルバドルやグアテマラより
駄目。ホンジュラスと同じくらいですかね。
まあ、プサンしか見てないから、ソウルは違うのかもしれないけどね。
韓国はモダンな近代国家だと俺も思うけれど、ことデザインやファッションセンスに
関しては、今一歩、二歩、三歩といった感じ。
一番お洒落な若者が、せいぜい気張ってお洒落した時の、マリナーズのイチロー並み
といったところか…。
ファッションとか、センスの部分に目をつぶって一生懸命近代化に励んだって
ことなのかな。
才能のある人はきっと大勢いるんだろうけど、他の産業がこれだけ発展しているのに
不思議な感じ。もしかしたら、韓国の将来にとって致命的な弱点になるかも。
ちょっと心配。韓国もそこそこ物価が高いし(デフレ日本とそう変わらない。7割、
8割の印象)、これからどうしても製造業でなく、センスやデザイン勝負の産業に
シフトしていかないと思いからね。
余計なお世話かも知れないけど、兄弟の国、やや心配ッす。
これから朝鮮人参と竹炭石鹸でも買って、早目にフェリーに向かいます。
では、次は福岡から!
韓国より第一報 投稿者:ポンポコ 投稿日: 5月23日(木)17時57分28秒
こんにちは、プサンのポンポコです。
日本語の出来るPCバンを捜しに捜して、どうしても見つからず
最後の手段のロッテHOTELのビジネスセンターに乗り込んで
ようやく日本語で書いております。
ただし、10分2000ウォン!一時間1200円という馬鹿高さ
なので馬鹿な事は書いてていられません。
さっそくいきますよ〜!
まずは韓国の人々!
恐れていたのとはまるで正反対で、すごく優しいし、親切ッす。
例えばPCバンの人たちも、一生懸命日本語対応にしようと頑張って
くれたし、店でものを買ったり、ものを尋ねても、みんな物腰が柔らかくて
礼儀正しいし、すごく優しい印象を受けます。
俺も少なからず世界中いろいろ旅してるけど、儒教の教えがベースなんですかね
こういう応対は、かつての日本と韓国くらいしか思い浮かばんなあ〜。
やっぱほんと兄弟の国なんだね。もちろん違うところを挙げていけば切りが
ないんだろうけれど、いまのところ、風景にせよ、町の作り方にせよ、人々の
物腰にせよ、ほんと似たようなことばかり目につくよ。
明らかに他の外国とは違う近さがあるな。日本にとって韓国は、そして韓国にとって
も日本は、好むと好まざるとに関わらず特別な国だというのが俺の直感ッす。
そうそう、飲み屋で絡まれて、土下座して謝れ!なんて言われたらどうしようと
偏見に満ち満ちて恐れていた俺だけど、結果はまったく逆でした。一番最初に
韓国人のおじさんにかけられた言葉は「スミマセン」という誤りの言葉でしかも
しかもおじさんはわざわざ日本語を使ってくれた。
もう少し詳しく話すとこんな感じ↓
昨日5時福岡出港の船は結構な込みようで、二等のごろ寝スペースは
一人半畳もない窮屈さ。
しかも周りは威勢のいい韓国の腰のでっかいおばちゃん、おじちゃんばかりで、
ぐいぐい圧迫してくる。
仲間に入れない俺はこんなところは窮屈だし煩いし、キムチもりもりの宴会の
においはキツイシ、我慢ならんと船室を飛び出して、廊下のロビーのソファー
に避難していたんです。
一人分厚い本など読んで、やや偏屈、狭量の旅人になって孤独にすごしていた…。
ところが、一時間もすると一人の韓国人のおじさんが俺の隣に座って雑誌を
読み始めた。まあ、しょうがないよな、ほんとは一人でソファーを独占した
かったけど、そこまで我が侭をいう権利はないもんな。
とはいえ、一旦おじさんの進入を許すと、ソファースペースはみるみるうちに
コリアンおじさんパワーに侵食されていった。
ビール片手に、おじさん知り合いのおじさんが一人、二人と集まりだして、
しまいには食堂から椅子まで持ち出してきて、飲めや歌えや状態!
気が付くと俺はまたもや、コリアンパワーに囲まれていた。
でも俺はその間もずーっと本を読んでいたんすよ。
いやいや、彼らを不愉快に思っちゃいけない。たまの旅行で仲間がいれば
騒ぎたくなるのが人情ってもんじゃないかと。
だから俺は席を立ってもいけない。席を立つということは不愉快だということの
意思表示ととられかねない。そんなことで韓国のおじさん達の楽しい気持ちに
水を差すのを許すほど俺は自分に甘くはないぜ!と、ホントは窮屈だったけど、
頑張って気づかないふりして、ずーっと本を読み続けていたんです。
で、宴会が始まってしまって一時間ほどたった頃だったか、ふと顔をあげた拍子に
一番最初に隣に座ったおじさんと偶然目があった。そしたらおじさんが、不意に
日本語で「スミマセン」と謝った。なんていうかなあ、些細なことなんだけど、俺は
その時なんだか感激したんだよ。ああ、おじさんの方でもちゃんと俺のことを気遣って
くれていたんだなあ、と。
「イルボン(日本人)のクソガキなんて無視しちまって、好きなだけ騒いじゃおうぜ」
なんて事は思っていなかったんだなあ、と。
そのあと、周りのおじさん達も口々に俺に謝った。「スミマセン」と、日本語で言う
気遣いまでみせて。
まったくなあ…
土下座して謝れ!って言われたらどうしようなんて、心配していた俺がつくづく恥ずか
しかったっす。
なんとっもなあ…、つくづく恥の多い人生ッす。
ああ、いくらかかったんだろう。心配だ。というわけで、今日はここまで。
PS.金たりるだろうか?
05月20日(月) 実は韓国!初めてなんです。普通の外国に行く気分と、やっぱりちょっと違うな、やや構え気味!
本日20日(月)より28日(火)まで福岡&韓国へ!福岡へは移住の下見、韓国へはまあ行きがけの駄賃ってことで、
玄界灘を越えて船で渡ってみようと思っています。Tシャツの方はどうかな…?まあ、ハングル文字系でいいのがあれ
ば少しは買ってこようかな。それより気になるのは対日感情!まさか飲み屋でいきなりからまれ、土下座して謝れ!な
んて事はないだろうけど、やや緊張しますな。まあそうなったら、相手の言い分をじっくり聞いてみようと思ってるけどね
05月17日(金) 中山と秋田をどう生かすつもりなのか。ベテランの力…なんて、曖昧な答えは聞きたくないぞ、トルシエ!
俊輔落選か…。別にマスコミが騒ぐほど驚きという感じはしないよね。司令塔としてはやはり中田小野の欧州組に1歩
譲ってしまうし、ゴール前の嗅覚という点ではサントス・森島の方の軍配。守備的MFができる選手ではないし、残るは
小笠原との比較か…。う〜ん、最後は戦う姿勢、心の強さで選んだんだろうな。あるいはトルシエの好みと言うべきか。
05月16日(木) 中田も出たし、イチローも宇多田も出た。世の中アホになっていくばかりとは思いたくないが…
小さん師匠が死んだ。と言っても、俺は顔と名前が一致するだけで、彼の芸なんてちっともわかっちゃいないんだけど。
でも皆があんなに惜しむんだし、いい噺家だったんだろうな。味のある顔してたしな。実は俺、落語は老後の楽しみにと
ってあるんだよね。ヨイヨイの爺になったら、昼間っから蕎麦屋で一杯、寄席へ上ってヘラヘラ笑いつつあの世へ行くの
が希望ッす。その頃まで真っ当な芸人が生き残っててくれるといいんだが。なんか心配なんだよね。元彌とか見てっと。
05月15日(水) 結局中国政府の見解の方が、まだ真実に近かったって事じゃないか!もう恥しくってたまらんよ!
「私が間違っていました。申し訳ありません!」って、どうして素直に言えないんだろうか?「遺憾」だとか「不適切」だと
か「適切とは言えない」だとか、そんな言葉で何が誤魔化せると思っているんだろうか?ふと思い出したけどホーチミンは、
国民に向かって何度も泣いて詫びた人らしいね。私が悪うござんしたと。そして最終的には常に許され、革命も成就さ
せた。別にそんな大きな例をひかなくたって、間違ったら素直に謝る人こそ本当に偉い人って、確か幼稚園で習ったろ
05月14日(火) 俺の減量がうまくいかないのは、精神力が弱いからじゃなくて、むしろタフだからじゃないだろうか?
今日逮捕された外務省の佐藤前主任分析官、この三ヵ月ばかりで体重が25キロ!減ったそうだ。…羨ましい。じゃな
くて、凄いね。彼が特別なトレーニングをしたとか、高野友梨ビューティクリニクに通った話は聞かないから、ほぼ純粋に精神的な
ダメージのせいなんだろうね。心と身体は表裏一体とはよく言うけど、驚くな。それにしても、たかだか逮捕が迫った位で、
あんなに痩せちまうなんてな。ひ弱な精神の奴だぜ。俺なんかこれだけ毎日気にかけてても微動だにしないってのに…
05月13日(月) 春の陽気に誘われて、ついふらふらと海の向こうに流れ流れて…。「寅さん」の見すぎかもな。
日曜の午後、満員のユリカモメに揺られていると車窓に白い客船が見えた。いいなあ〜俺も連れていってくれ〜。別に
逃げたい理由など何もなく、むしろささやかに充実さえしてるってのに。ほとんど無意識のうちに船に向かって叫んでい
た俺…。自分の生まれた国を捨て、命を賭けてまで他国へ亡命しようとする人々とは対極の、おそらく最も贅沢不遜な
脱出願望…。よおよおよお、偉くなったもんじゃねーかよ、ポンポコさんよ、気取ってんじゃねえよ、踏み止まれ!バカ!
05月10日(金) 俺の中にも凄〜く右翼的な部分てあるんだよな。人類皆兄弟!は、やはり笹川のおっさんの嘘か?!
領事館から引きずり出された、北朝鮮女性の叫び声が耳から離れない。皆さんの仰る通り、政府には断固とした対応を
とって貰いたいと俺も思う。でもそれとは別に、最近妙に「国家の威信」なんて言葉を頻繁に耳にする気がする。いや、
日本だけの話じゃなくて、民族主義とフーリガンが結びついた英国しかり、極右大統領候補のフランスしかり。21世紀に
なったら国家の枠なんてもんは消し飛ぶもんだとばかり少年の俺は思ってたけど、どうやら人間の業って奴はつくづく…
05月09日(木) 大使館に踏み込まれて人が拉致されても「遺憾に思う」で抗議だけかい…ケッ!平和日本万歳だね
新聞で読んだが復興中のアフガンの町には日本語が溢れているそうだ。といっても車のボディの話。日本から廃車を輸入
し、車体のロゴをそのまま消さずに走るのが、むしろ高性能の証明になるそうだ。親日感情も強い。その理由は「アフガニ
スタンと同じ1919年(大正8年)に独立した国だから」だって。要するに、日本なんて全然未知の国なんだろうね。でもさ、
いっそこのまま極東の不思議の国でいた方がいいよ。もし彼らが日本の実像を知ったら、きっと軽蔑されちまうもんな。
05月08日(水) 南の海辺に移り住んでも、本当は何も変わらないのかもしれないね。…いや、でもさあ…
ニューカレドニアの事件、宗教がどうたらと当初言っていたけど、どうやら薬物系の妄想人間の犯行だったみたいだね。
まったくお気の毒です。確かに被害者の女性も不注意は不注意なんだろうけど、でもさ、あの海の映像見たでしょ。ホン
ト天国だよね。あれじゃあ警戒する気になんか、ちょっとね…。しかしあらためて思うけど、人はあんな所に住んでいても
やっぱり病むんだネ。当り前かもしれないけど、あの海の輝きとのギャップに、つくづく人間の業の深さを知らされショック