トリ盗っ人の事

 隼に限らず,バイクのオーナーを悩ますものがバイクの盗難だ.これは中学生が原チャでやるような直結技などではなく,ワゴン車だのクレーン付きトラックだのを持ち出して,数人がかりでバイク窃盗を行うプロ達の仕業だという.実際,ハヤブサ・オーナー達のサイトを見ても,盗難情報が非常に多く寄せられていて,その多くは施錠・振動検知装置などの盗難対策をしていたのに関わらず被害に逢っている.
 では盗難防止装置は無効か?というとそんなことはない.対策を練るため,自分がバイク泥棒になったつもりで考えてみた.盗っ人にとって都合がいい条件とは,
  1. バイクが固定されていない,または固定が甘く容易に固定を解除できる.
  2. 搬出するのに都合がよい.(車道上や,車道に面した駐車場に停めてあるバイク,屋根のない駐車場=クレーン付きトラックが作業しやすい)
  3. 人目につきにくい.
こんなところだろう.
…というわけで対策を考えてみた.
  1. 地球への固定:駐車場にステンレス・スチール製のアンカーを設置.破壊工作に,より時間と手間がかかるよう前後2個を別設.
  2. 固定手段:ワイヤー系のものはいくら太くても,大型のワイヤーカッターを使えば短時間で音もなく切ることができるという.固定具は切断に際し時間がかかり,また大きな音がするプレート系または強護なチェーン系を用意し,前後はそれぞれ別系統の固定器具にする.
    今のところ前はチェーン系のブレーキディスク固定,後ろはプレート系のホイール固定にする予定. プレート系固定具は携帯性も良さそうなので,こいつは外出先での固定にも使用する予定.
  3. 車体カバー:気休め?
 まぁこれで自宅駐車時(巣にいる時が一番狙われやすい)はまず持って行かれないだろう.いわゆる「閑静な住宅地」で,ウロンな人は目立ちやすいし.
 あとは,パーツ泥棒・いたずら除けとして  
  1. 振動検知アラーム:作動時にバイクを揺らすと警報がなるもの.
 その他にも,盗まれてしまったバイクの位置情報をPHSを使って通報する装置などもあるが,この手の装置は盗難後すぐに殺されてしまうとのことであまり有効ではなさそう.盗まれてしまったら,まぁあきらめるより仕方がないようだ.…というわけで,
  1. 盗難保険:購入後1年は新車価格の90%保証.2年で70%,3年で50%.
 こんなもんかな? 盗難対策でまた15万円くらい,かかりそうだ…(ため息)

Jan.15th.2003