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The 2nd Tale


プロローグ

題の夜ビリー・ザ・レッドフォクスがホテルに戻ってくると、フロントマンが手紙が来ていますと、 彼の部屋の鍵と一緒に一通の封筒を彼の方に差し出した。 なんと封筒にはぶっとく赤文字で
「U are in danger.Watch out Kilroy!」
と書かれている。 封筒の裏をみてみたが差出人の名はかかれていない。ビリーはなにか背中にうそ寒いものを感じて、その場で封を切ってみた。すると中にあるのは意味不明の文字の羅列がタイプされた紙切れが一枚入っているばかりである。なにがなんだかわからない。きっとなにかの悪戯だろう。ビリーは封筒を上着の隠しに放り込むと階段を昇り、自分の部屋へともどった。

屋に戻り、ビリーはシャワーをあびながら先ほどの手紙について考えていた。何かがひっかかる。これは理屈抜きのカンだった。ビリーは汗を流すのもそこそこにバスルームを飛び出すと、部屋の鍵が掛かっているのを確認して、問題の手紙をもう一度取り出した…

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