九尾の狐-Special Tale




こんにちは、Specterです。
当サイトにお越し下さった皆様に、まずはお礼を申し上げます。

さて、忙雑ゆえに放ったらかしのSpecter'sですが、あまりの放置ぶりにあきれたのか、あるお客様が問題を作って下さいました。
まぁ、ちょちょいのパッっと解いてみせて、「簡単でしたが、いい問題でしたよ」なんて言うことができればかっこよかったんですが、残念ながら私にはまだこの問題を解くことができていません。そこで、みなさんのお知恵を拝借しようと、作者のMr.Perfectさんのご許可を得て、こちらでその問題を公開させていただくことに致しました。
 この問題についての感想・あるいはご意見は、こちらの掲示板に書き込まれるか、直接Mr.Perfectさんまでメールを差し上げてください。
では、Mr.Perfectさんの作品を、お楽しみ下さい。

Specter   






九尾の狐・パロディテイル
Swallow tail (tale) 1:問題の前編

『カシオペイア王国の秘宝に予告状!?』
  11月18日に予定されている「世界宝石展・World Jewel Exhibition・」に向けて準備が進められている中、本日未明カシオペイア王国の秘宝「レオニード(Leonid)」に「怪盗Almighty Jack」なる人物から警視庁宛に犯行予告が届いていた事が公式発表により明らかとなった。「怪盗Almighty Jack」は先日の神崎家宝石盗難事件の際、警察の厳重なる警備の中から盗難に成功し、尚且つその宝石を今回の予告状と共に送りつけ・・・「レオニード」とは今月19日にも見られる「獅子座流星群」を模して作られた108個のダイヤモンドを散りばめたネックレスであり、その推定額は・・・。
11月16日付、東財新聞より

11月17日土曜日 18:00 ホテル・パシフィック・ジャパン(Hotel Pacific Japan)

『こんにちは、警察の皆さん。僕の名前はAlmighty Jack。封筒に書いてある通り「本物」の怪盗だ。僕の初仕事として、今度開かれる「世界宝石展」の主役「レオニード」を頂きに参上するよ。あなた方の健闘を祈る・・・』

渡辺(ワタナベ)警部はコピー用紙から目を離し、大きく伸びをした。まだ6時ではあったが、窓から見える町は既に夜の帳に包まれていた。目をこすりながらベッドに寝転がって大の字になると途端にまぶたが重くなり、そのまま渡辺警部は眠りに落ちていった。

「怪盗 Almighty Jack」
初めてこの名前が現れたのは去年の夏だ。それから現在まで15件の犯行を重ねるこの「怪盗」は、いずれの事件にも予告状を本庁と標的の持ち主に送りつけ、その予告通りに標的を奪い去る。こう言われるとモンキーパンチのアニメの様だが本庁はその「怪盗」に何度も苦虫を噛み潰した顔をさせられている。
 そして今回その標的にされたのは「世界宝石展」のゲストとして招かれた国宝「レオニード」である。もしこの予告状通りに宝石が盗まれれば国際問題に発展しかねない。
 警察は宝石展会場の内外に数100名の警官たちを配置し宝石の警護を固めている。渡辺警部を含めた数10名は他の宿泊客の監視と当日の会場の警備にあたる。その為に渡辺警部はホテル2階の一室でこうして待機しているのだった。

 静かに寝息を立てている渡辺警部のベッドサイドには予告状と同じコピー用紙が置いてあった。しかしそこに書いてあるのは犯行予告ではなく文字の羅列のようだった。 「・・・う、ん、・・・暗号・・・ムニャ」

追伸

レシシノマナコカラコ
ルノオチタテンプルボ
クハチナミダタチタト
セラレテノカガノヒヤ
ヲオカスダワヤキニミ
マシメヲ千タシハツミ
チカイコメロウソノイ
ナンニヘヤヲテダイハ
レジヌスムコトトロウ
バンノウジャツクナカ

「テント?」
キャンプファイアは関係ナイヨ
北半球で考えよう!


・・・以上がアゲハ蝶、第1羽(第1話)です。上記の暗号を解き、その全文をMr.Perfectまでメール でお送り下さい。正解であれば解答をお送りいたします。

Mr.Perfect   





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