入院治療計画書(A)

<病名・症状>

腸閉塞 原因として最も考えられるのは、腹部の手術の時にできた、お腹の中の傷(癒着)による腸の通過障害です。これを癒着性腸閉塞といいます。繰り返すことのあるのがこの病気の特徴で、手術の時期をも関係なく起こることもあります。その他には、大腸の腫瘍の可能性があります。

腸の通過障害が起こり、大腸・小腸が張っています。大腸・小腸に穴があいてしまうと重篤になります(敗血症になり命にかかわることもありえます)が、かといって緊急に手術するのは思わぬ危険が出てきます。胃の方に管を入れて減圧しながら治療し、確定診断と必要ならば手術の時期を考えていきます。

<検査>

採血・レントゲン検査、必要により造影検査など

<治療計画>

点滴治療・薬物療法

<手術予定>

病状により考慮いたします

<推定される入院期間>

今のところ2週間以上を考えていますが、治療の反応によって変わります。

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。