花粉症(重症)の治療
@飲み薬(下記のどちらか):基本薬。副作用のない限り続けて服用
アレロック5/2.5 一日2回 眠気あり
アレジオン20/10 一日1回 眠気あり。小児25kg以上は10mg錠剤
A点鼻(下記のどちらか)
アルデシンAQN 一日4回迄(最大8回迄) 小児は1日2回(最大4回)
フルナーゼ点鼻 一日2回迄(最大4回迄) 小児は小児用がある
どちらも1回につき、片鼻1噴霧。副腎皮質ステロイド。
飲み薬の副腎皮質ステロイドに比べて副作用は少ない
鼻のやや外側に向けて噴霧してください。(鼻の中央部分は、鼻中隔。鼻中隔に点鼻しても効果がありません。)
Bフルナーゼ点鼻などを効果的に使うために(初めの四日以内)
トーク液 頓用(鼻閉の強い時四日以内の使用。片鼻1噴霧。一日四回迄)
鼻閉初期治療はAを点鼻する前(2分くらい前)に噴霧して鼻を通す。
使用法(四日以内、フルナーゼ併用時は前に)を守ってください。
乱用する(使い続ける)と鼻の粘膜が肥厚することがあり、注意。
Cそれでもつらい時:@を飲んでいても、どうしてもつらい時の薬
セレスタミン 頓用(症状の強い時、一日2錠まで)
経口の副腎皮質ステロイド含有抗ヒスタミン薬
副作用の問題がありますので、連用しないのが安全です
D咳まで出る時 以下の可能性を考え、別に対応します
1)鼻がのどにたれ込む(後鼻漏=こうびろう)
2)喘息の併発 → 喘息の治療
3)気管支炎・副鼻腔炎などの併発 → その治療
E(参考)点眼薬=眼症状の改善 症状にあわせて飲み薬と併用
リボスチン点眼 一日4回迄 抗ヒスタミン薬。多少しみることがあります
フルメトロン点眼 一日4回迄 副腎皮質ステロイド。緑内障(眼圧↑)ではダメ