睡眠
名古屋大学名誉教授 太田先生他より抜粋
1 十分かつ快適な睡眠で、仕事のやる気と効率がアップ
十分かつ快適な睡眠が得られないと、生活習慣病のリスクが上昇
2 睡眠時間は人それぞれ。日中の充足感が快適な睡眠のバロメーター
適した睡眠時間があるので、8時間睡眠にはこだわらない
年齢を重ねると、必要な睡眠時間は短く、眠りは浅くなるのが一般的
3 朝―目覚めとともに体内時計がスタート。快眠の秘訣は起床時間にあり
毎朝決まった時刻に目覚め、起床後しっかり日光を浴びる
朝、活動を始めた体は、14〜16時間後に眠りの準備を始める
4 昼―わずかな昼寝が午後の仕事効率を高める
午後3時までの15分程度の昼寝が午後の仕事の効率を上げる
5 夜―快適な眠りは自らの工夫で創り出す
執心時間前からのコーヒー、紅茶、緑茶などのカフェイン摂取、また1時間前からの喫煙は寝付きを悪くし、眠りの質を低下させる
睡眠薬がわりの寝酒は厳禁。眠りの質を低下させ、飲酒量は増加する
6 寝る前に―自分なりのリラックス法を見つける
ぬるめの入浴、軽い読書や音楽、香り、ゆったりとしたストレッチ等
自然に眠くなってから寝室に向かう
7 寝室―眠りやすい寝室環境も大切
温度と湿度の調節にも配慮して
8 眠れないときの対処法―眠りは追いかけると逃げてゆく
人は意志の力で眠りにつくことはできない
床に入って30分くらいたっても寝付けないときは、いったん床をはなれ、リラックスした気分で眠気が来るのを待つ
9 それでも眠れないあなたに―早めに医師に相談を
睡眠の障害は『体や心の病気』のサインのこともある
医師の指導のもとで使用すれば、現在使われている睡眠薬は安全性が高く、快適な睡眠が確保できることが多い
10 交代勤務の工夫―上手な休息と、睡眠時間の確保が大切
夜勤中の職場の照明を明るめにすると、眠気が減り、効率が上がる
夜勤明けの帰宅時、サングラスなどで強い日光を避けると、帰宅後の入眠が容易になる