【肝機能】  正常値(女性) 検査項目の特徴など

GOTAST) 1040   GOTGPT アルコール性肝炎、肝硬変に多い

GPTALT)  545    GOTGPT 慢性肝炎、脂肪肝

GGTP    07035) アルコールで高くなることが多い。胆石なども

LDH     120240  肝臓以外に、血液、筋肉疾患などで上昇

ALP     104338  肝臓以外に、骨粗鬆症などで上昇

TB(黄疸)  0.21.1  健常者の5%は1.22.0mg/dlになる

 

 

【肝機能異常の時に疑われる主な病名】

脂肪肝(過食、アルコール)

アルコール性肝障害

ウイルス性肝炎(B型、C型肝炎ウイルス。EBウイルス=伝染性単核細胞症等)

薬剤性肝炎

胆石症、総胆管結石、肝内結石。十二指腸乳頭部腫瘍など。

 

 

【肝機能の二次検査、三次検査】

肝機能の再検査(採血)

ウイルス性肝炎の検査(採血):拾い上げ検査と精密検査(ウイルス量など)

 

 

                以下の検査は専門の施設にお願いしています

腹部超音波検査(エコー)

腹部部CTスキャン・MRI検査

上部消化管内視鏡検査

肝生検(入院が必要になります)

 

 

【一般的な注意】

アルコール 一日日本酒換算で12合まで。週に二日の休肝日

食事 一般には良質のタンパク質(肉の赤身、魚、大豆など)70グラム↑

※慢性肝炎が進行するとタンパク質の制限が必要(50グラム↓)

 

脂肪肝では軽体操(歩行15分×2/日、週に四日程度)

脂肪食は胆石発作を誘発することがあります