【肝機能】 正常値(女性) 検査項目の特徴など
GOT(AST) 10〜40 GOT>GPT アルコール性肝炎、肝硬変に多い
GPT(ALT) 5〜45 GOT<GPT 慢性肝炎、脂肪肝
GGTP 0〜70(35) アルコールで高くなることが多い。胆石なども
LDH 120〜240 肝臓以外に、血液、筋肉疾患などで上昇
ALP 104〜338 肝臓以外に、骨粗鬆症などで上昇
TB(黄疸) 0.2〜1.1 健常者の5%は1.2〜2.0mg/dlになる
【肝機能異常の時に疑われる主な病名】
脂肪肝(過食、アルコール)
アルコール性肝障害
ウイルス性肝炎(B型、C型肝炎ウイルス。EBウイルス=伝染性単核細胞症等)
薬剤性肝炎
胆石症、総胆管結石、肝内結石。十二指腸乳頭部腫瘍など。
【肝機能の二次検査、三次検査】
肝機能の再検査(採血)
ウイルス性肝炎の検査(採血):拾い上げ検査と精密検査(ウイルス量など)
☆ 以下の検査は専門の施設にお願いしています
腹部超音波検査(エコー)
腹部部CTスキャン・MRI検査
上部消化管内視鏡検査
肝生検(入院が必要になります)
【一般的な注意】
アルコール 一日日本酒換算で1〜2合まで。週に二日の休肝日
食事 一般には良質のタンパク質(肉の赤身、魚、大豆など)70グラム↑
※慢性肝炎が進行するとタンパク質の制限が必要(50グラム↓)
脂肪肝では軽体操(歩行15分×2回/日、週に四日程度)
脂肪食は胆石発作を誘発することがあります