花粉症・アレルギー治療薬

 

 

【花粉症(アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎)・アレルギー疾患治療薬】

123)の抗ヒスタミン薬緑内障・前立腺肥大・心臓病などでは要注意

 

1)         第二世代抗ヒスタミン薬(現在の主流薬剤) **印抗生剤等と薬剤相互作用有

ザジテン1  一日2回 小児適応のある歴史のある第二世代薬。眠気あり

アレグラ60** 一日2回 眠気が少ない しかし、相互作用有(抗菌剤等)

タリオン10  一日2回 中間的。眠気はあり。

アレロック5 一日2回 効果は一番強印象です。眠気あり

オノン112.5**一日2回 鼻閉症状に効果高い(ロイコトリエン拮抗薬)

バイナス75/50**一日2回 鼻閉症状に効果高い(トロンボキサンA2拮抗薬)

 

アレジオン20/10一日1回 効果も良く標準的。成人20mg、小児7歳以上10mg

エバステル10/5**一日1回 アレジオンより強い印象です。眠気あり。小児可

ジルテック10  一日1回 眠気が強いので夜または就寝前服用

クラリチン10** 一日1回 眠気が少ない しかし、相互作用有(抗菌剤等)

 

2)         第一世代抗ヒスタミン薬(抗アレルギー作用はありません)

ポララミン2  一日3回 古典的ではありますが鼻症状などに有効

タベジール1  一日2回 古典的ではありますが鼻症状などに有効

 

3)         経口の副腎皮質ステロイド含有抗ヒスタミン薬(副作用の問題があります)

セレスタミン  頓用(症状の強い時) 連用しないのが安全です

 

4)         点鼻薬(鼻症状の改善) 症状にあわせて飲み薬と併用・単独使用も

ザジテン点鼻  一日4回迄 小児適応有。片鼻11噴霧の抗ヒスタミン薬

リボスチン点鼻 一日4回迄 抗ヒスタミン薬(片鼻12噴霧迄)

 

a) アルデシンAQN 一日4回迄 片鼻11噴霧の副腎皮質ステロイド

b) フルナーゼ点鼻 一日2回迄(最大4回迄)片鼻11噴霧の副腎皮質ステロイド

c) トーク液頓用(鼻閉の強い時四日以内の使用)鼻閉初期治療はabの前に噴霧

aまたはbcの併用は、鼻閉(鼻づまり)の強い場合初期四日間の治療

 

5)         点眼薬(眼症状の改善) 症状にあわせて飲み薬と併用

ザジテン点眼  一日4回迄 小児にも適応がある点眼の抗ヒスタミン薬

リボスチン点眼 一日4回迄 抗ヒスタミン薬。しみることがあります

フルメトロン点眼 一日4回迄 副腎皮質ステロイド。緑内障(眼圧↑)ではダメ