新型肺炎(SARS

 

もしも、新型肺炎(SARS、重症呼吸器症候群とも言います)が流行した時の注意です。

 

新型肺炎(SARS)は、他の人への感染力の強い病気です。

新型肺炎(SARS)の可能性がある患者さんは、直接外来受診をせずに、先ず電話で十分な問診(聞き取り)して対応を決めるようにと保健所などより通達がありました。

もしも、新型肺炎(SARS)にかかったかも知れないと思ったときには、直接来院なさらずに、先ず医院や保健所(夜間は、東京都保健医療情報センター「ひまわり」 電話03-5272-0303)に電話でお問い合わせ下さい。

 

【新型肺炎(SARS、重症呼吸器症候群)の疑いのある症状】

○約10日以内に重症急性呼吸器症候群が発生している地域に行った方

○または、重症呼吸器感染症の患者さんと接触のあった可能性のある方で、

1)38度以上の急な発熱

2)咳、息切れ、呼吸困難感などの呼吸器症状

 

その他の新型肺炎(SARS)についての情報

【原因微生物】新型コロナウイルス

【潜伏期=感染してから発熱などの症状の出るまでの期間】:3日〜10

【初期の症状】発熱(38度以上)、筋肉痛(インフルエンザ症状に似ているようです) ←この症状は一時的で解熱剤なども効果があるようです。

【主症状】初期症状の一時的な発熱の後、初めの症状の7日から10日目位から発熱、咳の症状が出る。下痢などの消化器症状も出る。この時期は他の人への感染性が高くなっている。この時点でレントゲン検査をすると70%に肺炎がある。酸素吸入などの必要な呼吸困難も出現する。

【治療】対症療法が主で、根本的な治療法は確立していない。予防接種(ワクチン)もありません。

 

【疑いのある患者さんの対応】院内感染の問題もありますので、新型肺炎(SARS)の疑いのある患者さんは他の患者さんとは別の入り口からはいるなどの配慮があります。(専門の医療機関にて)