生活習慣病の生活指導
<食事療法> 日本人の摂取カロリーは増加傾向
気をつけているようでも食べ過ぎている!
糖尿病の患者さんには適宜、正式な食事指導が必要となる
<運動療法>
運動療法を始める前に次の2点について確認
1. 運動禁止事項(運動をしてはいけない場合)
急性炎症性疾患(軽い“かぜ”も含まれます)
心血管系疾患: 狭心症、心筋梗塞、心不全、重症不整脈、大動脈瘤
コントロールの悪い高血圧や糖尿病
運動により悪化する整形外科的疾患
2. 運動療法前の医学的検査項目(必要により下記項目から実施)
問診 歩行、階段、運動中に何か自覚症状があるかどうか
診察 血圧、呼吸・循環器系、貧血、肥満度、骨関節
血液検査・尿検査 糖尿病、高脂血症、貧血、感染症について
胸部レントゲン 安静時心電図や運動負荷心電図
運動の強さ 最大酸素摂取量の50%からはじめる
脈拍を目安にすると40才台で脈拍115/分、50才〜60才台で脈拍110/分。自覚的には“楽な運動だ”と感じる程度。無理をしてはいけない
○あまり運動習慣がない人への歩行中心の運動療法の例
運動種目 歩行
運動の強さ 目安は1日 5000〜6000歩程度
息が切れない程度のスピードで歩く
運動の頻度 疲労感や足の痛みが残らなければ一週間に3〜5回
運動時間 15〜30分つづけて歩く