高血圧症
収縮期血圧(上の血圧) 拡張期血圧(下の血圧)
至適血圧 120未満 かつ 80未満
軽症高血圧 140〜159 または 90〜99
中等症高血圧 160〜179 または 100〜109
重症高血圧 180以上 または 110以上
※白衣高血圧とは、医院での血圧が普段の血圧よりも高くなること
人間の血圧はいつも一定ではなく、運動や緊張などの影響も受けやすい。
個人の平均的な血圧を知ることは難しいので、医院で血圧を測定する他に、
役所などに置いてある血圧計を利用したり、簡単なデジタル血圧計を使って(肘の上に巻いて血圧を測るものが良い)自宅での自己測定をする。
血圧測定の方法 安静時(朝一番と寝る前が良いでしょう)に行う
はじめは、一日二回くらい測定
だいたいの血圧が分かったら、週に一回から数回
心配で一日に何度も測定することは、一般には必要ないこと
家庭血圧と早朝高血圧
家庭血圧が、135以上/80以上の方は、高血圧の可能性があります
朝一番の血圧が医院での血圧より高くなるのを早朝高血圧と言います
早朝高血圧の方は心臓発作や脳卒中の危険が高くなるという報告があります
高血圧に対する降圧剤の治療がすぐに必要な方は、
中等症以上の高血圧の方や、高血圧あるいは他の原因(糖尿病や喫煙など)のために心臓や腎臓、眼底所見などにすでに異常がある方
目標の血圧は、140未満/90未満(軽症高血圧の場合は様子を見ることがあります)
高血圧の自己管理
1. 肥満の方は減量(目標は5キログラム)
2. 塩分制限などの食事療法(1日の塩分は10グラム以下、腎機能などが悪くなければカリウムやカルシウムの摂取)
3. アルコール制限(肝臓疾患などがなくても日本酒なら1日1合程度)
4. 運動療法(歩行 1日3,000歩から5,000歩)