糖尿病
日本では、糖尿病と糖尿病を否定できない方は、1620万人と推定(2002年)
血液中のブドウ糖は体の中の細胞の重要なエネルギー源。もしも血液中のブドウ糖が極端に低くなると、体温は低下し、意識がなくなってしまう(低血糖)
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖値)が必要以上に高くなる状態
【日本糖尿病学会(1999年)の新しい診断基準】一回の採血で糖尿病の有無を判定することには慎重であるべきであるとしている
正常の血糖値 空腹時110 mg/dl 未満、
かつ、75g糖負荷試験の二時間値140 mg/dl 未満
糖尿病 空腹時126mg/dl 以上、
または、75g糖負荷試験の二時間値200 mg/dl
境界型 正常と糖尿病の間の血糖値の方。糖尿病と同様の注意をする
糖尿病が体に悪い理由
1. 血糖値が高くても、自覚症状のないことが多い。治療をしないで10年もすると、慢性の合併症(余病)の危険が高くなる。
2. 動脈硬化が早まる。心臓病(狭心症、心筋梗塞、弁膜症)、脳卒中、閉塞性動脈硬化症(足が冷たくなり、痛み、化膿する等)などの重篤な病気へ移行。
3. 糖尿病独自の合併症(余病)として、神経炎(末梢神経、自律神経)、網膜症、腎症などがあり、いずれも決め手の治療が少ない。
4. 血糖値が高いと体を守る免疫力が低下し、感染症(肺炎、腎盂炎や水虫なども)にかかりやすく、かつ、治りにくい。
5. 血糖値が極端に高くなると糖尿病性昏睡(命にかかわる意識障害)
6. 糖尿病の方は、血圧・コレステロールを下げる必要がある(疾病予防)
糖尿病の治療薬:低血糖症状(発汗、不安感、ドキドキ、頻脈、貧血様)注意
1 スルホニルウレア薬(SU剤) 食事療法に加えて。インスリン分泌↑
第二世代
オイグルコン (1.25、2.5) 一日1〜2回
グリミクロン (20、40) 一日1〜2回
第三世代
アマリール (1、3) 一日1〜2回
2 αグルコシダーゼ阻害薬 食事療法に加えて。糖質の消化を遅らせる
ベイスン(0.2) 必ず毎食前 低血糖時はベイスン用ブドウ糖を!
3 その他