メール41<ポコ先生へ>

 在宅医療、特に在宅ホスピスは近代的機械制大工場には馴染みませんから、やはり家内制手工業がよいと思います。この50年で、在来の伝統的な家内工業的開業医が淘汰されていきましたが、この家内制手工業の全国的復活を願って止みません。鈴木荘一、山崎章郎、川越厚の先生方に伺ってみても、車や自転車で30分以内が往診範囲の目安のようです。どう考えてみても、横浜は先生の病院の範囲の外の外のようです。

 それはさて置き、小・中・高校における「死への準備教育」の大きな課題は2つあると思います。一つは死別体験に対する悲嘆教育Grief Education。もう一つは在宅医療に向けての子どもたちへの啓蒙と意識変革だと思います。

19991

邪身羅