入院治療計画書(A)
<病名・症状> 腹痛(急性腹症)
急性腹症とは、腹痛が主な症状の病気です。
その内容には、消化管(胃・十二指腸・大腸・小腸、虫垂炎も含まれます)、胆嚢、膵臓、肝臓、腎臓、膀胱、婦人科、泌尿器などに起こる病気が含まれます。その他にも、心臓病や大動脈に病気がある場合があります。
脱水症に注意しながら、抗生物質などを用いて治療します。緊急的に外科的な処置の必要性のある場合もあります。たとえば、胃腸に穴があいているようなこと(穿孔)という病態もありますが、この場合には、手術治療になります。その他にも、いろいろな場合があります。手術をするかどうかというのは、ケースバイケースの対応になります。
実際の診療では、検査所見を見ながら、どこに病気があるか絞っていくということになります。
内臓は互いに連携していますので、一カ所から他の臓器に病気が波及することもあります。これは余病に含まれますが、そういったこともあることはご承知おきください。
情報開示の世の中ですのであえてお書きしますと、急性出血などの場合には、処置が間に合わずに死亡することもあります。
<検査>
採血・レントゲン検査など
<治療計画>
点滴治療・薬物療法
<手術予定>
病状により手術を考慮いたします。
<推定される入院期間>
一般には最低2週間を考えていますが、状況によって変わります。
<その他>
合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。