入院治療計画書(A)

<病名・症状>

70才以上の方(糖尿病などをお持ちの方は60才代でも)は、お元気に見えてもいろいろな臓器に、病気がひそんでいる事が多いものです。一言でいえば「若いときの体ではない」ということにもなろうかと思います、従って、体力的に無理だと思われる検査や治療、特に痛みを伴うものは、やむを得ないものを除いては、実施したくないと考えています。

実際に、今回の入院時の検査では、(以下のものの内、○を付けたもの)

検尿異常

胸部レントゲン異常

心電図異常(不整脈。虚血性心疾患=狭心症、心筋梗塞の予備軍)

血液検査では、

貧血

血小板減少症

炎症反応

低栄養状態(低アルブミン血症)

肝機能障害

脂質代謝障害

腎機能障害

高尿酸血症

電解質異常

脱水症

が、認められています。

また、年齢相応の動脈硬化症もあると考えられます(脳血管障害、虚血性心疾患の危険)ので、入院の原因疾患の治療は最優先しますが、いろいろな余病の出る可能性はあると考えています。

<検査>

採血・レントゲン検査・内視鏡検査など

<治療計画>

点滴治療・薬物療法

酸素吸入

<手術予定>

現在のところありませんが、病状により考慮いたします

<推定される入院期間>

今のところ2週間程度を考えていますが、治療の反応によって変わります。

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。