入院治療計画書(A)

<病名・症状>

欠神発作:症状より欠神発作(急に意識がなくなること)がありました。時に重大な病気*の隠れていることがありますので、経過観察の意味も含めて入院とします。

欠神発作を起こす重大な病気*とは、脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA、一時的に脳の血管が詰まった状態で脳梗塞に移行しやすい状態) 、てんかんなどの痙攣性の病気、心臓発作(虚血性心疾患=心筋梗塞と狭心症、不整脈の発作)、低血糖発作(血糖値が異常に低くなる状態)、感染性疾患などです。

その他の要因としては、風邪などのための発熱によるもの、いわゆる脳貧血、精神的な緊張感などから来るもの、めまいの発作、耳鼻科的な疾患、薬剤性のもの、などがあります。

検査を進めながら治療をしますが、入院中にも再発することがありますし、重症の欠神発作では意識が戻らなくなったり、生命にかかわることもあり得るということをご承知おきください。

また、欠神発作の最中には意識がなくなっていますので、肺炎などの余病を引き起こしている場合や、外傷を負っていることもあります。

<検査>

採血・心電図・CTスキャンなど

<治療計画>

点滴治療・薬物療法・必要により酸素吸入など

※必要により専門の病院にご紹介することもあります

<手術予定>

現在のところありません

<推定される入院期間>

1-2週間程度の見込みですが、症状により変わります

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。