入院治療計画書(
A)<病名・症状>
肝腫瘍 これまでの検査の結果、肝臓に腫瘍が発生している可能性が高いと考えられます。腫瘍には良性から悪性までいろいろとありますので、直ちに癌と決まったわけでなありませんが、早期にはっきりとした診断を付けるのが重要と考えています。
肝臓の検査の他に、消化管などの検査をして、肝臓の周囲の臓器の異常がないかも調べる予定です。
また、手術が必要になることもありますので、手術に耐えられる体であるかどうかの検査(肺機能、心機能、腎機能など)を実施します。
腫瘍から、時として、大出血することもあります。肝腫瘍が破裂すると言うことになります。これは一大事ですが、入院中にもあり得ることです。万が一、急な腹痛や下血、吐血やのあったときにはすぐに職員に連絡してください。
肝臓の悪い方は、胃炎・胃潰瘍、食道静脈瘤、痔、腹水、肝性脳症、糖尿病などの合併症を既にお持ちのことがありますし、急速に進行してくることも考えられます。
精密検査の間は、患者さんも神経を使うととも多いことでしょう。私達も心の支援を考えていますが、御家族の方との心のふれいあいも重要です。
<検査>
採血・レントゲン検査・内視鏡検査・必要により超音波検査・
CTスキャン・血管造影検査・(肝生検)肺機能、心機能、腎機能検査など
<治療計画>
薬物療法・必要により肝動脈塞栓術・手術治療
<手術予定>
病状が判明次第、お話しいたします
<推定される入院期間>
病状によりますのではっきり言えません(
2週間以上になるのは確実と思います)<その他>
合併症(余病)などについての説明は、補足
v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。