入院治療計画書(A)

<病名・症状>

重症肺炎:肺のかなりの部分に及ぶ肺炎です。呼吸不全も合併しています。直ちに抗生物質(抗菌剤)の治療と酸素吸入を開始しますが、体力的に弱っていますので、薬が効きにくいことがあり、死亡率も高いと考えられます。

肺炎の急速な悪化は、痰づまりや喀血(肺出血)によって窒息してしまうことで起こりえます。また、肺炎がされに進行し呼吸不全が重症化する可能性も考えられます。

なお、肺腫瘍が隠れていることもありますが、現時点では肺炎の治療を優先します。肺腫瘍を積極的に検査している余裕はないと思います。

重病ですので、御家族の病気に対するご理解と、急変時の連絡体制の確認をお願いいたします。

<検査>

採血・レントゲン検査・喀痰検査など

<治療計画>

点滴治療・薬物療法・酸素吸入

<手術予定>

現在のところありません

<推定される入院期間>

不明です。治療の反応によって変わります。

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。