入院治療計画書(A)

<病名・症状>

腎不全 腎臓の障害が高度になった結果、腎臓の機能が著しく悪くなった状態が腎不全です。どの病気もそうですが、病気はかなり進行しないと症状が出てきません。腎不全も同じです。

症状としては、疲れやすさ、むくみ、息苦しさ(肺に水がたまるため)などがあります。末期には尿が出なくなりますが、その前の時期には夜間尿が認められることがあります。

腎不全では、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の合併、脳血管障害の合併(血液が固まりやすくなるので)、肺炎などの細菌感染症などの合併症が非常に出やすくなっています。

腎不全自体が重篤な病気ですが、合併症により生命の危機に至ることもあります。

食事は、治療食です。塩分の制限と、タンパク質を病状に合わせて調整するとともに、果物や野菜に含まれているカリウムを制限することがありますので、持ち込み食はご遠慮ください。

<検査>

採血・尿検査など

<治療計画>

食事療法・薬物療法・酸素吸入など

<手術予定>

病状により考慮いたします。透析(血液透析や腹膜透析*)が必要なときには手術が必要です

<推定される入院期間>

病状によりますのではっきり言えません(2週間以上になるのは確実と思います)

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。

 

*(注)文章は平成13年12月に作成したものですが、透析の部分の誤りが判明したため、平成16年12月に該当個所を訂正しました