入院治療計画書(A)

<病名・症状>

胃腸炎 下痢・嘔吐(吐くこと)等の症状のあるものです。多くは細菌性(ばい菌)によって起こります。下痢・嘔吐によって脱水症となりますので、点滴による治療が必要です。病原菌(病原体)の中には病原性大腸菌O157などの病原性の強いものよるものも含まれていますので、便培養をしてどのような細菌が原因になっているかを調べます。病原菌(病原体)が、はっきりするまでは標準的な抗生物質を使用して治療します。

下痢に血が混じってくることもありますので、便の色は必ず確認して、おかしいときには職員に連絡してください。余病としては、脱水症が引き金で起こる腎機能障害や、心臓などの主要臓器の循環障害なども起こることがあります。動脈硬化症のある方は、より慎重に治療します。痔が悪くなることや、時には腸などが腐ることもありますので、安静にしていてください。

 

<検査>

採血・レントゲン検査・便培養など

<治療計画>

点滴治療・薬物療法・抗生物質など

<手術予定>

現在のところありませんが、病状により必要となることがあります

<推定される入院期間>

今のところ1-2週間程度を考えていますが、治療の反応によって変わります。

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。