入院治療計画書 補足v1.1

□ 次のものにあてはまる方は、医師または看護婦にお申し出ください。

今までに薬を飲んで気分が悪くなったり、湿疹の出たことのある方

歯科などの麻酔薬で気分が悪くなったことのある方

喘息の方

バファリン(アスピリン)が体にあわない方

□ 内科の病気(内臓疾患)による代表的な合併症(余病)

次のような病気がおこりやすくなっています

心臓病(心不全、心筋梗塞、狭心症、不整脈など)

呼吸器疾患(肺炎、たんづまりやのみそこないによる呼吸不全や窒息など)

脳・神経疾患(脳卒中など)

肝機能障害

腎機能障害

血液障害(血小板減少症、貧血、白血球減少症など)

胃腸障害(胃潰瘍、胃炎、下痢、便秘など)

一般的な感染症(膀胱炎、腎盂炎など)

菌交代現象による耐性菌感染症(MRSAPRSPなど)

MRSA=多剤(メチシリン)耐性の黄色ブドウ球菌

PRSP=多剤(ペニシリン)耐性の肺炎球菌

不眠症

その他

□ 心臓病、呼吸器疾患や脳・神経疾患などでは、5〜10分のうちに容態が急変(急に悪くなる)することがあります。

□ おもに年配の方に起こりやすいもの

転倒による骨折などの外傷

老人性せん妄;入院して環境が変わったことにより起こる一種の痴呆症で、軽いものから重症のものまであります

褥瘡(じょくそう:長期間寝ていることにより起る床ずれ、お尻、足、背中などにできる) 

□ 入院中に止むを得ない用事や退院の準備のために病院の外に出る(外出、外泊)ことがあるかもしてませんが、食事、入浴、安静度の基準は、入院中と同じようにして下さい。大丈夫と思って入浴や買い物をしたり、散髪または美容院に行って容態を悪化させてしまうことがあります。

□ 入院中の医療行為は慎重に行うことは当然ですが、病状や全身状態を考慮し過不足のないようにしております。しかし、全ての薬には副作用があり検査にも合併症・副作用があります(たとえば、コンピューター断層撮影(CTスキャン)では造影剤の副作用、内視鏡では麻酔薬の副作用や粘膜などの損傷)。高度に危険を伴うのもは改めて御本人・御家族の方の同意をいただきますが、通常外来で施行している程度の医療行為は担当医の判断で実施させていただきたいと思います。

□ 病状・治療内容の連絡のために、ピンク色の連絡用紙を使うことがあります。