入院治療計画書(A)

<病名・症状>

動悸 心臓がドキドキするなどの症状のあるものが動悸です。原因としては、心臓に負担がかかっているとき、肺などの心臓以外の臓器が障害されているとき、甲状腺ホルモンなどの異常で起こる場合、その他には、薬の作用や副作用で起こっているときなどが考えられます。動悸は心不全などとも関係することがありますので、放置すると心不全を起こすことがあります。また、心不全の結果として動悸が起こっているときには、もとの心不全と治さないと動悸が治らないことがあります。

動悸は、心臓の症状ですから、その余病として、心不全症状の他に、疲れやすさ、むくみ、息苦しさ(肺に水がたまるため)などがでることがあります。また、心臓の他の症状として、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の合併や、脳血管障害の合併(血液が固まりやすくなるので)、肺炎などの細菌感染症などの合併症が、通常の状態に比べて出やすくなっています。

動悸の種類にもよりますが、動悸やその合併症(余病)は、生命の危機に至ることもあります。

<検査>

採血・レントゲン検査、必要により心臓の超音波検査

<治療計画>

薬物療法、必要により酸素吸入

<手術予定>

現時点ではないと考えられます

<推定される入院期間>

病状によりますのではっきり言えません(2週間以上になるのは確実と思います)

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。