人間ドック担当医からのコメント
(注)これは人間ドックの結果表を補足するものです。必要と思われる患者さんに添付しております。御参考にしてください。
治療中の病気については治療を継続してください。担当医にこの結果を見せてください。
今回の検査の主たる異常は、治療中の病気(高血圧・胃潰瘍)と同じでした。
治療を継続するとともに、担当医師にこの結果を見せてください。
肥満です。体重のコントロールが必要です。
肥満傾向ですので注意が必要です。
体重減少傾向がありますので、内科でご相談ください。今回の検査では体重減少と直接結びつく異常は認められませんでしたが、甲状腺ホルモンなどの検査をするのがよろしいと思います。
体重減少傾向が続くようでしたら、内科でご相談ください。(今回の検査では体重減少と直接結びつく異常は認められませんでした)
昨年に比べ体重減少傾向があります。体重減少傾向が続くようでしたら、内科でご相談ください。
視力の障害があります。眼科での精査を受け、必要により眼鏡の使用などを考慮して下さい。
聴力障害については、日常生活に支障があれば耳鼻科を受診して下さい。
聴力障害については、一度、耳鼻科的を受診して精査が必要です。難聴については、耳鼻科的を受診して精査が必要です。
高血圧は治療が必要と思われます。早めに内科を受診して下さい。
高血圧(境界域)。塩分の制限をして2ヶ月後に再検してください。
高血圧は、いわゆる白衣性高血圧のようですが、定期的に再検して下さい。
高脂血症(コレステロール・中性脂肪)は、内科にて精査を受け、治療を開始するか決めて下さい。
高脂血症(コレステロール・中性脂肪)は、(個人の生活習慣により異なりますが、一般的には)油もの、過食、アルコール摂取などに注意をして、2ヶ月後に再検してください。
コレステロールの値だけをみれば高脂血症に分類されます。しかし、コレステロールの中を見ると、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が高い状態です。従いましてすぐに治療の必要はないと思います。生活の注意を守り2ヶ月後に再検してください。
総蛋白が高値です。内科にて、「蛋白分画」などの採血で精査してください。
肝機能障害については内科を受診して精査してください。
(GOT、GPT、LDH、ALP、γGTP、Ch-E=コリンエステラーゼ)
肝機能障害については脂肪肝の可能性が高いですがC型肝炎などのチェックも必要です。内科を受診して、再検(精検)をしてください。
肝機能障害については脂肪肝の可能性が高いですがC型肝炎などのチェックも必要です。アルコールを控えるとともに内科で精査してください。
B型肝炎のウイルスの反応が出ています。内科で精査して下さい。
B型肝炎のウイルスの反応が出ています。内科で定期検査を続けて下さい。
電解質異常(Na、K、Cl)は、2ヶ月内に再検してください。
血清アミラーゼ高値は膵臓病などの可能性もありますので、精査が必要です。
検尿異常は2ヶ月以内に内科または泌尿器科で再検してください。
血液検査項目中の腎機能(クレアチニン、血清尿素窒素)が高値です。ただちに内科を受診して適切な指導を受けて下さい。
耐糖能異常(糖尿病の疑い)があります。内科で精査してください。
高尿酸血症(痛風)については、症状がなくても2ヶ月内に再検してください。
白血球増多症。再検が必要です。
白血球減少症。再検が必要です。
貧血があります。内科で再検して、必要があれば造血剤等の治療を受けて下さい。
赤血球系が多いのはストレス多血症と思われます。禁煙などの注意が必要です。また、鼻づまりも原因になることがありますので、耳鼻科でご相談してください。
軽度の血小板減少症が認められます。内科で、再検をして下さい。
血沈の亢進については炎症が潜んでいることがありますので再検が必要です。
「蛋白分画」などの採血も必要と思われます。
リウマチ反応が高値です。再検して下さい。
ASO高値は、二ヶ月以内に内科で再検してください。
梅毒反応は一次検査ですので擬陽性のこともあります。精査が必要です。
前立腺検査項目のPSAが高値です。泌尿器科を受診して精査してください。
心電図異常については内科で再検(精査)してください。
心電図異常のWPW症候群は不整脈の原因になることのある状態です。無症状でも循環器内科で精査してください。
虚血性心疾患、伝導障害、不整脈
心電図異常があります。ただちに治療と言うほどではありませんが、塩分を控え、激しい運動はさけることをおすすめします。喫煙の習慣のある方は禁煙が望ましいです。動悸や胸痛の症状のある場合は、専門医療機関を受診して下さい。
眼圧について、眼科で再検査をして下さい。
眼科的な異常(緑内障・白内障など)は、専門医の診療を受けて下さい。
肺機能検査、胸部レントゲン検査から慢性肺気腫が考えられます。禁煙をするとともに、定期的に内科で管理されることをおすすめします。胸部写真は、必要により、適宜断層写真等で再検されることをおすすめします。
胸部X線検査の異常は以前のレントゲン写真と比較するか断層写真等で再検してください。
(人間ドックの写真は貸し出しすることができます。事務担当者にご連絡ください。)
胸部レントゲンの心拡大は、高血圧・肥満による変化と考えられます。
上部消化管造影検査の異常は内視鏡で精査し、必要があれば治療を開始してください。
胃十二指腸潰瘍、胃十二指腸潰瘍瘢痕、胃ポリープ、食道炎
胃・十二指腸X線検査では、胃の一部によく見えていないところがあります。
手術後のため胃・十二指腸X線検査では、よく見えていないところがあります。胃内視鏡検査を受けてください。
胆嚢ポリープがありますので精査をして下さい。
胆石症は、内科または外科で精査することをおすすめします。
胆石症は、定期的に内科を受診すすることをおすすめします。食後の胃痙攣のような痛みは胆石発作に特徴的な痛みです。このような腹部の症状のあるときには、すぐに医療機関を受診してください。また、油ものは胆石発作を誘発しますので、注意が必要です。
便ヘモグロビン陽性ですので大腸検査を受けて下さい。
乳線については外科(または乳線外来)で精査してください。
婦人科的問題については、専門医の診察を受けて下さい。
痔核は、外科でご相談ください。
ヨード(造影剤)アレルギーは重要な事ですので、医療機関受診時には、今後も申告してください。
麻酔薬のアレルギーは重要な事ですので、医療機関受診時には今後も申告してください。
問診で「手足のむくみ」「体がだるい」の申告がありましたが、今回の検査では関連する明らかな検査異常は認められませんでした。症状が続く場合には改めて内科でご相談下さい。
自覚症状としての胃から胸にかけての痛みの申告がありますが、今回の検査では、心電図異常と胆石が認められました。どちらも胃から胸にかけての痛みの原因となりますので、内科で精査してください。
今回の検査では明らかな異常を認めませんでした。今後も健康に注意するとともに、自覚症状があったら早めに医療機関を受診してください。
指導区分「2」の項目は軽度の異常です。症状がなくても1年後に再検してください。