入院治療計画書(A)

<病名・症状>

脱水症状がありますので、入院の上、治療します。

軽度の脱水症状は外来の点滴で治療します。外来の治療では不完全、あるいは、中等度から重度の脱水と考えられるときに入院となります。

脱水症が、悪化すると全身の衰弱のため命に関わることがあります。原因として、熱中症や胃腸炎などがあります。

脱水症のこわいところは、1)急激に体の水分がなくなると血管内の急激な脱水症状のために血圧が下がり急性循環不全を起こす。2)腎臓・心臓に障害の起こる。3)筋肉が溶けてしまう横紋筋融解が起こることにより、腎臓などの重要な臓器に障害が起こる。4)神経症状(中枢神経=脳の症状)が起こる。5)体内の塩分のバランス(ナトリウムやカリウム)が崩れることによる症状(重症の場合は意識障害や心臓の不整脈によって致命傷となることがあります)があらわれる。6)抵抗力が低下しているので、余病が起こりやすくなる。などです。

点滴による脱水の補正を第一に考えます。

<検査>

採血など

<治療計画>

点滴治療・薬物療法など

<手術予定>

現在のところありませんが、病状により必要となることがあります

<推定される入院期間>

今のところ1週間程度を考えていますが、治療の反応によって変わります。

<その他>

合併症(余病)などについての説明は、補足v1.1に書いてあります。一通りご覧いただいた後、入院治療計画書(病院書式)にサインしてください。