九月 

 

十五日 敬老の日 

日本は世界有数の長寿国になりました。ご年輩の方々に対する感謝は大切なことだと思います。

 

 

秋分の日 (平成十三年は、二十三日) 

秋分の日を中心に一週間が秋のお彼岸。行事としては春のお彼岸とかわることがなく、先祖に感謝、精霊の供養、お墓参りなどが行われます。

 

 

仲秋の名月(十五夜)

九月の下旬、旧暦八月十五日の満月の夜に仲秋の名月を鑑賞する行事が、十五夜です。平成十三年は暦の関係で十月一日が仲秋の名月となります。仲秋とは、太陰暦の七月、八月、九月が秋季で、七月を初秋、八月を仲秋、九月を晩秋と言うことに由来します。

団子やススキの供え物が一般的ですが、この際に里芋などの農作物を供えて感謝を表します。十五夜は芋名月とも呼ばれ、もとは芋の収穫儀礼だったとも考えられています。

この仲秋の名月(十五夜)から約一ヶ月後の、旧暦九月十三日を十三夜といい、十五夜に月見をしたらかならず十三夜にも月見をするものとされています。十五夜だけでは「片見月」といって忌まれました。また、十三夜は豆名月または栗名月ともいい、枝豆や栗などが供えられます。

月の神様は、月読命(つきよみのみこと)です。月読命は、伊耶那岐大神(いざなきのおほかみ。伊弉諾尊)が、禊ぎ祓えした時、右の御目をすすいだときにお生まれになった神様です。月読命の先、左の御目をすすいだときには、天照大御神(あまてらすおほみかみ)が、月読命の後、御鼻ををすすいだときには、建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)がお生まれになりました。