Ob奏者の小さな旅
横浜の頂上?一等三角点長津田村
直線上に配置

突然ですが、なんでもありません。

2006年5月末、自宅から2kmほどの山あいに出かけて見てきた三角点

これは日本最初に三角測量の基準になった「相模野基線」から麻布の日本経緯度原点による絶対位置を割り出す一角を成した一等三角点「長津田村」。大事な役割だけあって、小高い畑の中、なかなか眺望がよい場所、傍の祠もよく清掃してある。

ベンチの脇、芝草にわずか突き出ているのが標石で1886年に埋定されたものらしい。標高100.5mで横浜のてっぺん(かな?)だけあってアプローチの県道は急坂。

見通しのよい場所のはずが、北の背後に東工大の超高層校舎が出現して町田方面は見えなくなっていた。行った翌日あたりからマスコミで騒がれだしたシンドラーエレベータの最初の疑惑もこの校舎で出ていたというので、2つの名所を見た結果になった。

それと、写真の最後、思い切って買った電動自転車のこと。

横浜は家の近所どこに行くにも坂道だから、買い物や子供の送り迎えに便利で経済的、若いママさんに急速に普及しているようで、いま自転車の1割くらい売れている様子。

私としては元モータ屋としての興味もありサンヨーの電力回生ブレーキ付きを6万円で買って、女房の買い物に使わせて好評。自力の半分の力で坂が登れるもので、平らな土地に住んでいると、この有難さは解らない。・・・というより、いままではそういうときクルマやバイクを使ってきているが、これはあくまで自転車で、ハッキリいって規則もなにもない感覚で使える。スピードが自力以上に出ないようにもなっているので、危険も運動不足もない。やはりダメなのは雨では出たくないこと。

「燃費」はバッテリーの消耗で10kmに10円くらいにつくが、電力は2円くらいということでバイクから乗り換える人がいればエコ交通ということになる。

値段や重さがここ数年で急に良くなったので、どちらかというと若い世代に普及するのは納得できるが、当方は足腰の退化をカバーして、買い物難民環境のなかで生きるための選択、というわけだ。
フレーム 県道の峠から小高い丘の私道に入る。東工大の新研究棟が高すぎ。

《基準点が設置されている土地に立ち入る際は、土地の所有者(管理者)の承認を得て下さい。》
高尾山の分身とかいう祠があり、整備されている。 フレーム
フレーム 標石は、さりげなく埋まっている。厚木の鳶尾を見通して測量された 。
祠の説明。三角点のことも書いてある。 フレーム
フレーム 祠の裏、木も石彫りも古そうだが説明は無い。
東を見ると東名と霧が丘のほうの山林。 フレーム
フレーム 家から2kmほど険しい坂道も、買ったばかりのモータ自転車で楽々。

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Last update:Jul.2 2006
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