俺、もう駄目みたい



こいつは、ちょっとばかり
キビシイな。





人造人間トラヴォルタX(エックス)。
軍内部にある謎の生体兵器研究機関により、彼は生みだされた。

人造人間とはいえ、アンドロイドではなく、トラヴォルタはれっきとした生体である。
遺伝子をチョチョイといじくったりして作られた人造細胞を持つ完全なる人造生体なのだ。

トラヴォルタXの最大の特徴は脅威の細胞復元再生力にある

トラヴォルタXには完璧な兵としての行動パターンを脳にインプットされている。
しかし、インプット中に停電事故が起こり、性格面の品位が落ちるという問題が起こってしまった。

それを除いて研究はとりあえず成功。無敵の肉体を持つ人造人間トラヴォルタXが誕生した。

しかし、その素行が粗暴かつ下品を極めたため、軍のおえらいさんの怒りに触れてしまった。
(一番の理由は将軍の女秘書にちょっかい出したことらしい‥)

生まれて三日目にして処分されることになったトラヴォルタX。
が、下品かつ粗暴とはいえ彼はスペシャル兵士である。夜闇にまぎれて脱走をはかる。
逃げられるのか、トラヴォルタX。どこへ行くのか、トラヴォルタX?!

‥ってな感じで。
トラヴォルタXの処分に関する軍の誤算は、ヤツの細胞再生能力を過小評価してたこと。
くっつくだけじゃなく、くっつけないでいると、各パーツから完全再生して増えます。(笑)

Photoshop5.0使用2001.Oct.

いろんな人のいろんな絵を見て「スゲースゲーカッコイイギャーッ自分と同じ人間なのかっ?」と感心しているうちに、自分がどんなタッチを目指しているのかが判らなくなり、なんとなく「もう駄目みたい」気分だったときに、ヘラヘラ笑いながら描いた一枚。静かな破壊衝動が。(笑)