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リベンジ、求む。
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▼逃亡中の人造人間「トラヴォルタX」を捕らえるため、最新遺伝子工学と生体兵器工学の粋を結集し、新たに生み出された当代最強の人造人間・コンスタンチンZ(ゼッド)。 その破壊力・瞬発力、アゴの頑丈さはトラヴォルタの実に2倍。知能指数は1.5倍を誇る。 かわりに肉体復元能力にはセーブがかけられ、トラヴォルタのように、増殖復元はしない。 「生体活動を停止させずに、トラヴォルタXを捕獲せよ」 要するに殺さず生け捕りにせよ。 それがコンスタンチンに課せられた任務。 関係者たちの期待に答えるかのように、コンスタンチンは、トラヴォルタから分裂した、3体の分裂体を首尾よく捕獲。 (トラヴォルタXの最大の特徴は脅威の細胞復元再生力にあり、肉片等からプラナリア的に復元できる) 絶対の自信を持ち、トラヴォルタ本体の捕獲に向かったコンスタンチン。 しかし、生体兵器研究機関の科学者たちも、軍上層部も、トラヴォルタに組み込まれている学習能力を甘く見すぎていた。 トラヴォルタ本体は、基本性能、知性こそ、コンスタンチンに劣るものの、長期の逃亡生活と再度にわたる実戦により、多くのことを学んでいたのである。 コンスタンチン、まさかの敗北。 初めて感じる屈辱。 下劣な旧型トラヴォルタに、この自分が負けた? 軍により回収されたコンスタンチン。 リカバリー措置と肉体再生能力により、コンスタンチンの体の傷は癒えた。 だが、彼の心にはまだ癒せない傷がある。 トラヴォルタX。 それは、もはや彼にとって、ただの任務対象以上のものとなっていた。 自分は奴を倒さねばならない。捕獲ではなく。 自分は奴を倒す。 己自身のために。 コンスタンチンZの軍からの逃亡が発覚したのは、それから24時間後のことだった。 ▼…結局、二体とも逃がしてしまった生体兵器研究機関。 関係者の50%は全員行方不明に。責任をとらされた模様。 新たに研究チームの代表となったのは、副主任だった期待の若手ロナルド・エジンバラ博士(42) 「今回の敗因は、トラヴォルタの能力の過小評価および、コンスタンチンの性格(思い込みが激しい)にあったようだ。これらの苦い経験を踏み台にして、更なる生体兵器の研究に取り組みたい。 なお、フェミニスト団体から軍における女性雇用減の抗議がきているため、三体目は女性タイプを考慮している。」 というわけで、次は女性だ!()逃亡中の野郎二体に対抗させるつもりらしい…) |
●Painter5.0+Photoshop5.0使用● 2002.Sep. |
▼大分以前にバストアップ部分のみ、フォトショップとペインターのチャンポン作画。 「1RKO」と題して、しばらく展示していましたが、時の経過とともにヘボさが目につくようになったので、撤収。 ▼修正中と称したまま、そのまま放置してましたが、今回、気が向いたので、猛烈修正と加筆をして、新たな設定と共に(笑)復活させました。 バストアップ部分以外は、全部、新たに書き起こしましたが、もともとが素立ちなバストアップだったので、あまりポーズはつけられず。でも静かな立ちポーズは、一番好きな題材です。 ▼バストアップ部分も現状の自分眼で許せるまでに修正しましたが、三日くらいしたら、また嫌になりそう。 今回の修正、加筆は全てPhotoshop。 |