犬部隊



「本当に良い番犬というものは
吠えないのだよ、
マクマスター准尉」

「お言葉ですが、レビンソン大佐。
それでも、我々は
吠えねばなりません」



軍内部にある謎の生体兵器研究機関により生み出された戦闘用人造人間「トラヴォルタX」
人格面のプログラムミスを理由に処分されかけた彼は脱走。
トラヴォルタを捕らえるべく送り出された「コンスタンチンZ」までも逃亡してしまった

2体の脱走事実が明るみに出る前に極秘に処理しようと考えた軍は、人造人間捕獲のための特別部隊を緊急発足させた。

捕獲部隊は2部隊。部隊名「アヌビス」と「シリウス」。
ちなみにアヌビスの通称は「D1(ディーワン)」
シリウスの通称は「D11(ディーワンワン)」

「シリウス」の方は刑事&警察犬部隊のようなもの。
軍内部の刑事事件を処理する機関(CIDみたいなもの)の中にある特別操作チーム。
サイボーグ犬の価値評価のための実験機関的色合いが濃い。
聞き込み追跡等、地道な調査担当がメイン。できる限り人造人間の捕獲を目指す。
部隊員二名と犬三頭が1グループ。全部で4グループ。部隊員8名&12頭と隊長から成る。

「アヌビス」のほうは、武力行使。
ターゲットを捕獲できないようなら殺害してもよしとする。

一応、両機関は連携して活動することになっているのだが、シリウス上層部は人造人間の人権保護を訴え、殺害にも反対する立場をとっているため、強攻策をとるアヌビスとは対立気味。


※脱走中の人造人間たち
  トラヴォルタX …1号。最強兵士として作られたが、下品でスケベエな最低人格の持ち主。
             プラナリアの如く驚異的な復元能力を持つ。要するに「増える」
             現在、5人ほどに分裂増殖し、バラバラに逃亡中。

  コンスタンチンZ …2号。真面目で礼儀正しいが思い込みが激しい。トラヴォルタを追って脱走。
             破壊力・瞬発力、アゴの頑丈さはトラヴォルタの実に2倍。
             だが、肉体再生能力はトラヴォルタに遥かに劣る。


中央のオネエちゃんは「モナ・マクマスター」27歳。
脱走した人造人間たちを捕獲もしくは抹殺するための特殊任務部隊シリウスに所属。
5年前に殉職した兄のクローン細胞が人造人間開発に使用されていると知り、複雑な心境で彼らを追っている。


野球帽で眼鏡アゴヒゲの男は「アーネスト・ノリカツ・ミヨシ」 
モナの相棒で元ドッグトレーナー。犬とモナを愛する25歳で日系8世。
しかし、モナには相手にされていない。
とりあえず、やっと夕食(残業後のラーメン)をともにするまではこぎつけた。頑張れ。

電話中のオッサンはシートン氏。52歳。モナの上司。人造人間の人権擁護派。どうでもいいが愛妻家。

シリウス部隊の犬達は遺伝子改良の上、サイボーグ化。
右からシベリアオオカミの血が入っている「フェンリル」♂
マスチフ種の「ブランカ」♀、「マイア」♀
メス犬ばかりなのでフェンリルはモテモテですが、ブランカもマイアもフェンリルよりデカいです。(笑)

右ヒゲ男はアヌビス隊長の「レビンソン大佐」
軍で働いている姪っ子(将軍秘書)が、脱走人造人間トラヴォルタXによってセクハラを受けた(スカートめくられた)ため、
個人的にも恨みに燃えている人造人間抹殺派。



Photoshop5.0使用2003.May

結構、ミッチリ描き込んだモノクロ鉛筆線画を取り込んで、ペタペタ。

キャラの線を残しつつも、油絵的なミッチリ感と粗さと勢いみたいなものは残したい
…とか、ココロザシだけはシッカリしていたのですが、どうにも技量が…ゲホ。


最近、硬めの画面が好きなので、今回もできるだけ硬めに進めることにしました。
グラデが柔らかくなるのを極力避けるため、ハッチング用に作ったオリジナルブラシで色を切るように細かく混ぜこんでます。
アナログでいうと水少なめ、油少なめという感じですか。
スタイラスのペン先消耗と手の疲れが激しかったです。

完成画像は350dpiで高さ30センチ以上あるものだったので、縮小するとツブレまくってしまいました。
モナの顔がそれなりに判別できるサイズにしましたが、それでもデカイ…