影の都
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▼ロジャー・ゼラズニイのSF小説に真世界(アンバー)シリーズという多重世界モノがあるのです。 掃除してて文庫本(ハヤカワ文庫SFから第一部のみ邦訳。全5巻)を発見。 懐かしくなって、つい、キャラを描いてしまいました。 声を大にしておススメはしませんが、自分は結構好きな小説でした。 ▼すべての世界は真の世界であるアンバーの影のひとつに過ぎない。 真の世界アンバーの王権を巡って、12人の王子王女が互いの腹を探り合い、骨肉の争いを繰り広げる。 争いの果て、アンバーの存在自体に危機が訪れる…みたいな話だったと思う。 要するに、一番重要な世界であるアンバーの支配権を争っての猛烈兄弟ゲンカ話かと。 ▼第一部の主人公「コーウィン」をイメージして、落書き。 黒髪、黒と銀で身を固めたアンバーの第五王子。喉元には銀の薔薇。 どなたか「無駄にかっこいい」と評されてた方がいましたが、そのとおりかと。(笑) しかし、その言動はというと、抜け目がないようでいて、やたらとドジ踏む上、シスコン。 女にもすぐにだまされる。そして、プラナリア並みの肉体再生能力。ああ、カチョイイ。(笑) …ところで、中年男を王子って呼ぶのに、なんだか抵抗を感じるのは、自分だけっすか? |
●Photoshop5.0使用●2002.Aug |
▼好き勝手に描ける時は、ガスガスと速筆で仕上げてしまいます。 下書きなして一気に。 ここまで塗るつもりじゃなかったんですが… 「薔薇の荘園」を描いて以降、色の宝石箱嗜好というか、混ぜまくるのも楽しくて。 うまく色が溶け合った時は嬉しいです。 質問があったので、おまけ 残念ながらアンバーシリーズ邦訳は品切れです。 今、入手しやすい 原書は The Great Book of Amber: The Complete... 邦訳されてない第二部を含め、全10冊を一冊にまとめた無茶な本。電話帳並みの無削除コンプリート版。 しかし、短編6本は未収録。「コンプリート本なら載せとけー」と怒鳴りたい。 |