【beatchic☆仮面〜好き、でいさせて〜】
前回までのあらすじ。

 前回律子大魔王達によって緑党と認定され無理やり仲間に引き込まれた雪歩、いやユキポ。
 彼女はこのまま悪の組織として働いてしまうのか?そんな事はない!我らがヒーロー、
 真仮面ならきっとやってくれる!彼女を…いや、世界を必ず救ってくれるに違いない!

真「おいコラッ!そこのナレーションッ!!ボクは女だ〜〜〜!!ヒーローじゃなくて
  ヒロインッ!!」
や「ふんふふんふふ〜ん♪あっ!10円玉ひーろった!えへへ〜、今日はついてます〜♪」
真「おい、そこのお前!お金の落し物は交番に届け……ん?」
や「ええっ!?わ、私なんにも拾ってないですよっ!神様が私に授けてくれたんですよ〜。」
真「お前……律子大魔王の子分のやよぴたんだなっ!?」
や「えーと……どちらさまでしょう?」
真「ボクの事がわかないのか!?いいよ、やってやろうじゃないか!とうっ!!」

 説明しよう。彼、菊地真はジoニーズに想いを馳せる事により0.0000001秒で頭にパンティを
 かぶり網タイツをはいた変態仮面に変身する事が出来るのだ!

真「ちっがーーーう!!ボクは男じゃなくて女っ!しかも変態仮面なんかじゃなーーーい!!」

 面倒だが説明を訂正しよう。なんか適当な妄想をする事でなんとなーく真仮面に変身するらしい。

真「とうっ!天知る地知るボクが知る。このボク真仮面がいる限りこの世に悪が栄えないっ!」

 説明しよう。颯爽と現れたマントに舞踏会マスクをつけたこの人物こそ我らが正義の
 味方、真仮面なのだっ!!これで蝶の羽をつけていれば武○錬金に出ても大丈夫だぞ!

や「あ、おばさーん、このミカン1個おまけしてください〜。」
真「こらー!ちょっとは話を聞け〜〜!」
や「へ?ああっ!あなたは……誰でしたっけ?うう〜私、物覚え悪いから……ごめんなさいー。」
真「悪役のくせにボクの事を忘れるなー!真仮面だよ、真仮面っ!」
や「ん〜〜やっぱり思い出せないかもー。とりあえず律子大魔王様に聞いてきます〜。」
真「そう言って逃げる気だな?そんな事ボクが許さんっ!」

 説明しよう!この真仮面の行動、どう見てもどっちが悪役なのかわからないとしか言いようがない。
 某格闘ゲームのキム・なんとかさんみたいな気もするぞ。

真「ええいだまれだまれだまれ〜!ボクは鳳○脚なんか使えないぞ!!」

−−−悪の本部にて−−−
律「やよぴたん遅いわねぇ。」

 説明しよう。この黒いコスチュームに身を包み悪行の限りを尽くす彼女こそこの物語の真のヒロイン、
 律子大魔王なのだ!

律「ちょっとナレーションさん。そこまで言わないで下さいよ。少し恥ずかしいじゃないですかぁ。」

 頬を赤める律子大魔王。

 更に説明を補足しよう。ナイスぼでーでおっぱいも大きいぞ!

律「だまらっしゃい!このスカポンタンッ!!」

 スパーンッ!

律「どうしてこう男性はそう胸ばかり見るのかしら……はぁ…千早が羨ましいわ。」

 説明しよう!千早とは上から72-72-72の洗濯板である。

や「律子大魔王様〜♪今帰りました〜。」
律「やよぴたん遅かったじゃない!あら?その後ろに付いてきてる変態仮面はどなた?」
真「誰が変態仮面だ!誰が!!まあいいさ。ここであったが百年目!覚悟しろ、律子大魔王!!」

 律子大魔王に戦う気満々の真仮面。悪と正義の構図とはこうでなくてはならない。

律「ふふ、思い出したぞ。貴様真仮面か……あの雪歩とか言う娘がどうなったか聞きたくは
  ないのか?」
や「聞きたくないのか〜。」
真「汚いぞ律子大魔王っ!雪歩をどうしたんだっ!」
律「ふふふ知りたいか。それならばまずはこいつらを倒してみよ!」
亜「亜美でーす。」
ま「真美でーす。」
真「へ?小学生?律子大魔王!貴様どこまで卑劣なんだ!!」
律「心地よい叫びだな。亜美、真美、やっておしまいっ!」
亜「アイアイサー。じゃあ行くよ真美。」
ま「オッケー、亜美。『サイクロン』」
亜「『ジョーカー』変身っ!」

 説明しよう!真美の持つサイクロンメモリと亜美の持つジョーカーメモリによって
 彼女らはスーパー小学生W(ダブル)に変身するのだっ!

W「さあ、お前の罪を数えろ!」
真「えーと……どこから突っ込んだらいいやら……一人が髪留めを両方にしただけじゃ?」
ま(あ、亜美〜、もうばれちゃったよ!)
亜(ここで引いたら負けだよ真美。)
W「ぞくぞくするね。早速検索を開始しようか。」
真「ボクの何を検索する気だっ!!」
W「そんなの決まってるじゃん。まこちんの弱点だよ→☆検索のキーワードは真仮面、
  弱点だ。」
真「そんなことさせるかっ!」

 真仮面がスーパー小学生Wに襲い掛かる様、それはどう見ても弱いものイジメにしか
 見えなかった。そう、ジャイアンがのび太を殴るかのように……

W「まこちん、どーして亜美と真美をいじめるの?」
真「うっ……」
律「ハーッハッハ。流石は真仮面と言うべきか。こんな子供相手にも暴力で解決するとはな。」
真「くっそ〜〜!」
W「さあまこちん、覚悟するのだ〜。」
真「こ、このままではおわらんぞ〜〜!!」

 憐れ、とうとう律子大魔王の魔の手に落ちてしまった真仮面。
 いったいどうなってしまうのか?それよりも雪歩はどうなったのか?

W「と言うわけで律っちゃん、まこちん捕獲完了したよん。」
律「よくやったわ亜美、真美。」
W「ごほーびは?ごほーび。」
律「ふむ……ショートケーキでどうだ?」
W「わ〜いわ〜い♪もちろん亜美と真美に1個ずつだよね?」
律「いえ、1つよ。」
W「ブーブー、律っちゃんのいじわる〜〜!いいもんいいもん。私たちにだって
  考えがあるもん。第1回りっぱい叩き選手権〜〜♪どんどんぱふぱふー。」
律「な、なにをするきさまらー!ユキポ!ユキポはおらぬか!」
雪「アタイを呼んだかい?」

 現れたのはさらわれていたはずの雪歩であった。
 しかしそのルックスは女王様風であの可憐な姿は見る影もなかった。

 ついでに説明しておこう。この雪歩の性格は↓このCD辺りを聞いてくれ。
 THE IDOLM@STER ドラマCD Scene.06 EXTRA STAGE 2

W「あ、ゆきぴょん。」
雪「アタイをその名で呼ぶんじゃないよっ!!」

 スパーン!!雪歩の鞭がWに振るわれる。

律「ユキポよ、Wは任せたぞ。」
雪「ふん!このくらいアタイにかかればいちころさ。」
W「あっ、律っちゃん逃げる気だ!ず〜る〜い〜。りっぱい叩きやるの〜〜〜!」
雪「アンタの相手はアタイだよっ!よそ見するんじゃないよっ!!」

 スパーン!

…………………………
……………………
………………
…………
……

律「さてとこの真仮面をどう改造してやろうかねぇ。」
や「律子大魔王様っ☆私にいい考えがありますっ☆」
律「やよぴたん、どんな考えなの?」
や「それはですねー、ちょっとお耳を拝見っ☆」
律「あっ……やよぴたん……だ、駄目っ!!」
や「動いちゃ駄目ですっ、律子大魔王様〜。」
律「そ、そんな事言っても……あっ…やっ……んんっ!!」
や「あーん、我慢して下さい〜。」
律「そ、そんな事言われてもわ、わた、私……」

 おおっとまたまた流す映像を間違えたようだ。すまんすまん、本当はこっちだったよ。

や「それはですねー、ちょっとお耳を拝見っ☆
  そのー、この真仮面を働かせれば私たちご飯食べ放題ですっ☆」
律「ふむ、それはいい考えね。流石はわが子分っ!!」
律&や「ハーハッハッハ」

 このまま真仮面は悪の手に落ちてしまうのか?はたまた大逆転の手が残されているのか!?
 次回、真仮面大変身をお送り……したいところだが今回のもので三部作終わってしまったので
 続くことはないのだ。さようなら真仮面!我らの真仮面!

真「ってこれで終わるなー!!」

…………………………
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………………
…………
……

P「みんなお疲れ様。」
や「プロデューサー、私ちゃんと出来てました?」
P「ああ、バッチリだよ。」
や「イェイ!プロデューサー、ハイターッチ♪」
雪「あ、あのぉ…わ、私こんな女王様役なんては、初めてでそ、その……亜美ちゃんや
  真美ちゃんにむ、鞭なんか振るったりして……」

 ざっくざっく。

P「お、おい雪歩!掘るな!埋まるな!!」
亜「亜美の出番ってこれだけー?」
ま「ぶーぶー、この台本おかしーよー。」
真「そうですよ!何でボクがヒーローなんですか!ヒロイン役がよかったですよ。」
P「まあそうは言ってもな台本を書いた張本人が変にノリノリでな……」

 視線の先にはその張本人が悦に浸ってた。

律「こう策を練りながら悪行の限りを尽くす!なんか私の感性に来るものがあるのよねー。
  しかも悪行と言いながら大した悪事は行ってない、うんうんいい感じよねー。」
P「うーん……律子に台本書かせたの間違いだったかな?」
律「やっぱり大魔王には副官がもう一人必要よねぇ。大御所の方にお願いして……」
五「ブルァァァァァァァ!!」
亜「あっ!ごがみんだ〜☆」




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