【Hunter〜どうしても欲しいもの〜】
あP「あずささん、おっはよ〜〜ん。」

 ぷにょん。

あず「あっ!プ、プロデューサーさん…朝からいきなりお、おっぱいを揉んだりしないで
   下さい〜。」
あP「なに言ってるんですか。それだけあずささんが魅力的という事ですよ。」
あず「で、でも〜……」
あP「俺が好きなのはあずささんだけですから。」
あず「も、もう、プロデューサーさんったらぁ。」

 ……俺は目の前で繰り広げられる奴と三浦さんのやりとりにげんなりしていた。
 なんでこいつらはここまで堂々と事務所内でこんなにもラブラブでいられるのかと!!

小「プロデューサーさん、プロデューサーさんってば!」
P「なんです?小鳥さん。」
小「顔、顔。ものすっごくうらやましそうな顔してますよ?」
P「そりゃあ朝っぱらからこんな光景を見せられればねぇ……」
小「ま、まあ言いたい事は少しはわかるかもしれませんけど……」
P「俺だっていつかは律子相手にラブラブになってみたいですよ。でもあの律子ですよ?」
小「十中八九、おしおきが下りますね。」
P「でしょう?」
小「まあ難しいでしょうね……」
P「律子はこういう事に免疫がないからかたいしなぁ……それも律子の魅力の1つでも
  あるんですが。」
小「そんな事を堂々と言ってしまうプロデューサーさんもどうかと思いますけどね。」
P「何言ってるんですか。小鳥さんこそやよいを見てる時の表情、危ないですよ?」
小「へ?わ、私そんな顔してました!?」
P「ええ、獲物を狙うかのような鋭い目つきで見てますから。」
小「う゛……私だってやよいちゃんのあのもふもふな髪の毛に顔をうずめながらギュッ!って
  してみたくもなりますよ。」
小&P「はぁ……」

 こんな話を出来るのは小鳥さんだけだよなぁ。

P「律子、俺の律子。」
小「やよいちゃん……はぁはぁ。」
律「プロデューサー、いつまで小鳥さんと油売ってるんですか!とっととレッスンして下さい!!」
P「あ、ああ……」
小「プロデューサーさん、辛いでしょうが頑張って下さいね。」

 俺は返事の代わりに片手をあげて小鳥さんに応えた。

…………………………
……………………
………………
…………
……

律「プロデューサー、最近ダンスが弱いと思うんですよ。」
P「ダンスか、律子の苦手分野だな。」
律「ですので今日はダンス中心のレッスンをお願いします。」
P「OKわかった。」

 俺は律子に指導をしつつ……律子の動きにくぎ付けになっていた。
 揺れるりっぱい、艶めかしい腰、魅惑的なりっちり。
 ああ、律子、律子、律子律子律子律子律子!!

律「プロデューサー、どうですか?」
P「………………」
律「プロデューサー?」
P「あ、ああ。もうちょっと腰にひねりを入れた方がいいんじゃないか?」
律「こんな感じですか?」

 ぷりんぷりんとりっちりが左右に振られる。
 ああ、もうしんぼうたまらん。

律「プロデューサー?さっきから変ですよ?なんか目が血走ってるような…」
P「り、律子〜〜〜〜!!」
律「どっせいっ!」

 メキャッ!
 律子に抱きつこうとした俺の顔面に律子の拳が突き刺さる。

P「ぐぶっ!」
律「なんなんですか!急に抱きつこうとして!!」
P「いやすまん、つい取りみだしてしまって……」
律「本当に大丈夫なんですか?調子悪いなら自主レッスンに切り替えますけど?」
P「いや、続けてくれ。」

 律子に不信感を抱かれつつもレッスンは継続されたがとうとう……

P「りりりりり、りつこぉ〜〜〜〜〜!」
律「キャッ!嫌っ!!」

 律子の腕を掴み取りとうとう俺は律子を押し倒す事に成功した。

律「なにするんですか!」
P「もう俺は我慢できないんだよ……律子が欲しいんだ。」
律「私は御断りです。」
P「ならば実力行使するまでだ。」
律「い、イヤーーー!!」

…………………………
……………………
………………
…………
……

小「こうしてプロデューサーと担当アイドルの垣根を越えた禁断の愛は暴走して……」
律「なにやってるんですか?小鳥さん。」
小「ピ、ピヨッ!?」
律「『ピヨッ』じゃありませんよ!!」

 いつものように小鳥さんは妄想を口に出しつつなんか書いていたらしい。

P「まあまあ律子落ち着け。小鳥さんのやってる事だからな。」
律「プロデューサーの言いたいこともわかりますけど物には限度があります!」
小「なんか凄く酷い言われようしてるような……」
P「大体俺が小鳥さんが書いたような妄想を実行出来るはずもないだろう。
  即座に律子に正座されられておしまいだからな。ははっ。」
律「(小声で)少しくらいなら強引でも別に構わないのに……」
P「ん?律子何か言ったか?」
律「いえいえなんでもないですよ、なんでも。さて小鳥さん、何かいい残す事は
  ありますか?」
小「ピ、ピピヨピヨッ、ピッピヨピピッ!」
律「日本語でしゃべりなさいっ!」

 スパーン!!

小「いた〜い!」
律「叩かれるような事をするからですっ!」
P「くわばらくわばら。」
律「プロデューサー、何か言いました?」
P「いえっ!なんでもありませんっ!!」




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