【TROOPERS】

律「いい、あんた達は今日からアイドルになる。その覚悟はきちんと出来てる?」
愛「はいっ!」
絵「多分大丈夫?」
涼「勿論です、律子姉さん。」
律「あんた達全然なってないっ!!」

 スパーン!スパーン!スパーン!
 3人の脳天にハリセンが炸裂する。

愛「痛っ!!」
絵「なにするの?」
涼「律子姉さん酷いですっ!><」
律「律子姉さんじゃないっ!!私はあんた達の教官よ?相応の呼び名があるでしょ!!」

 3人は顔を見合わせてから愛が代表して叫ぶ。

愛「Yes,Sir!」
律「私は男か〜〜〜!!」

 スパーン!

愛「あうっ!!」
絵「じゃあYes,Ma'am?」
律「よろしい。」
涼「ほっ。」
律「いい、アイドルの戦うべきオーディションは戦場よ!気を抜いた者から脱落するわ。
  気を引き締めてやるのよ。わかった?」
全『Yes,Ma'am!』
律「あんた達のコードネームを決めるわよ。アイドルたるものいつ諜報されるか
  わからないわ。その為にも実名では呼ばない、わかったわね?」
全『Yes,Ma'am!』
律「じゃあ愛、あなたは……『七光り』。」
愛「酷っ!確かにママは超有名アイドルでしたけどぉ……」
律「絵理は………『引き篭もり』。」
絵「……後でネットに晒す?」
涼「で、私はなんですか?律子姉さん。」
律「ええい!いくら従姉妹だからって馴れ馴れしく呼ぶんじゃない!!」

 スパーン!

涼「痛いっ!」
律「そうね……涼は『ポンコツ』ね。」
涼「なんですかっ、それっ!!」
律「だまらっしゃい!!あんた達はこれから新プロダクション、876プロの
  為に骨身を削って戦うのよ!呼び名くらいでピーピー言うんじゃありません!」
涼「そんな、無茶苦茶ですよ!」
愛「そうですよ!あ、そこの事務員さん、助けて下さいっ!!」
小「え?私ですか?」
律「何か用ですか?『駄目な大人』」
小「…………」
律「聞いてるんですか?『駄目な大人』」
小「…………」
律「返事くらいしたらどうなんですか!『駄目な大人』!」
絵「ちょっと酷いような気しない?」
愛「うん、そうだね……」
小「もっと……」
涼「……え?」
小「もっと罵って下さい、『ローソン』!」
律「『ローソン』言うな!!」

 スパーン!!

小「ああんっ♪」
律「まったく教育がなってないわねっ!!あんた達、これから地獄を見る事になるわよ!」
全『ひ、ひぃ〜〜〜!』

…………………………
……………………
………………
…………
……

P「それで、それで〜……」
律「んっふっふ〜、プロデューサー。な〜にを楽しい事やってるんですか〜?」
P「はっ!!」

 振り返るとリツがいた。

P「いや、それはですね、そのぉ………」
律「私がそんな新人イビリするか〜〜〜〜!!」

 スパーン!!

P「ごふっ!!」
律「このか弱き乙女を捕まえて誰が鬼軍曹やねん!!」

 スパーン!!スパーン!!スパーン!!スパーン!!

P「んぎっ!ぐおっ!ぎゃっ!んぬっ!!」

 それを遠目で見ていた当の新人3人組はと言うと………

絵「秋月先輩ってすごく怖くない?」
愛「とても涼ちゃんの従姉妹とは思えないよね〜。」
涼「律子姉さん、ステキ☆」
絵&愛「えっ!?」





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