【大運動会】

 今日は765プロの親睦を深める為に企画された運動会の日だった。

律「まったく……なんで仕事場に来てまでして運動会なんですか。」
P「まあそんな文句言うな。あそこ見てみろ。」

 俺の指差す先には、

や「うっう〜、みんなで運動楽しいですー。」
真「へっへー、走って走って走りまくるぞー!」

 まあいつもの元気元気な人たちだ。

律「あの2人と比べないで下さい。それを言うなら雪歩見て下さいよ。」

 律子が指摘した当の本人はと言うと……

P「うぉっ!!」

 雪歩がいると思われる所には謎の大穴が広がっていた。中を覗き込むと……

雪「うぅ……走るの嫌ですぅ……」

 まあ何と言うかその……イキロ。
 あっちではあっちで体操着の上から千早の腹を触ってる春香がいるし。

春「わぁ!千早ちゃんの腹筋すごーい!」
千「いい歌声を出すにはある程度の筋力が必要ですから。」

 あそこでは追っかけっこをやってるしな。

伊「あんたたちいい加減にしなさーーーい!!」
亜「真美、逃げるよっ☆」
ま「そうだね、亜美☆」

 ハハハハハ……はぁ……

P「ところで美希とあずささんは?」
律「あそこですよ、あそこ。」

 律子が指差す先にはテントがあり……

美「あずささん、おにぎりまだなの?」
あ「はいはい、ミキちゃんちょっと待って下さいね〜。」
P「こ、こいつらは……」
律「みんなこんなもんよ。」
P「仕方ない、俺が号令をかけるか。おーい!」

 みんなぞろぞろと集まってきたので更に号令をかけようとすると、

社「いやいや諸君。よくぞ集まってくれた。」

 いや、そこでおいしいところ持ってっちゃ駄目でしょ社長〜。

−−−中略−−−
P「で、律子はどの競技に出るんだ?」
律「えっと次のパン食い競争ですね。まあやよいがいるから1位は取れないとは
  思いますけど。」
P「はははは………」

 その当のやよいは目をギラギラさせ、よだれをたらしつつどのパンを取るか
 狙っていた。

や「社長〜、あとで余ったパン貰ってもいいですか〜?」
社「ああ構わんよ。」
や「うっう〜、明日の生活の為にお姉ちゃん頑張るからね、カスミ、コウジ。」

 うん、無理だな。

P「まあ律子も頑張れるだけ頑張ってこい。」
律「適度に頑張りますよ。」
小「じゃあみなさんいいですか?位置について、よーいドン!」

 ダーッとパン目がけて突っ走るやよい。律子はと言うと……

律「はぁっ、はぁっ。」

 う〜ん、雪歩といい勝負してるな。と思っていたら

律「あっ!!」

 ズテーン!
 豪快に転倒する律子。

律「あいたたた……」
P「おい!律子大丈夫か!!」

 俺は急いで律子の元に駆け寄る。

律「だ、大丈夫です。」
P「大丈夫な訳ないだろう。ひざすりむいてるじゃないか。」
律「まだ走れますってば!!」
P「いや、無理だ。とにかく治療をしよう。じっとしてろよ。」

 そう言って俺は律子をお姫様だっこしてテントに向かう。

律「ちょ、ちょっと!大げさですってば!!お、降ろして下さいっ!!」
P「それは聞けない。」
律「み、みんな見てますってば〜〜〜!!」

 その後、何故か急に転倒者が続出したが俺は律子に付きっきりだった為に
 社長に抱っこで運ばれたテンションの低い所属アイドル達が見られる
 事となった。そんな中……

春「あれ〜?なんでだろ〜?」

 ステーン!

春「みんなみたいに怪我出来ないよ〜〜〜><」





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