【Kick Out 仮面】

律子「ハーハッハッハ!今日も悪事を働くわよっ!やよぴたん!」
やよ「はいっ!律子大魔王様っ☆」
律子「やよぴたん、新しい作戦を考えたわよ。」
やよ「どんな作戦なんですかー?」
律子「七味唐辛子の中身の1つ、麻の実を撲滅作戦よ!!」
やよ「ええーー!!そんな事したら豚汁とかおいしく食べられなくなっちゃいますよっ!」
律子「大麻駄目、ゼッタイ!」
  (注:七味唐辛子の麻の実は芽が出ないよう加熱処理されてます)

やよ「じゃあやっぱりアンパンの上の芥子の実も取らなくちゃ駄目ですねっ☆」
律子「いいところに目を付けたじゃない、やよぴたん。」
  (注:芥子の実も芽が出ないよう加熱処理されてます)

やよ「はいっ!これでも私、律子大魔王様の子分ですからっ☆」
2人「ハーハッハッハ!」
律子「ところでやよぴたん、この前の『評論家洗脳作戦』はどうなったのかしら?」
やよ「はいっ!ちゃんと牛肉より豚肉の方がおいしいと2人も洗脳しちゃいましたっ☆」
律子「よくやったわ!流石我が子分!」
2人「ハーハッハッハ!」
??「待てっ!お前らの悪行もここまでだっ!!」

  凛とした声が響き渡る。

律子「誰だっ!?」
真 「天知る地知るボクが知る。このボク真仮面がいる限りこの世に悪が栄えないっ!
   とうっ!!」

  ズザッ!!

  説明しよう。颯爽と現れたマントに舞踏会マスクをつけたこの人物こそ我らが正義の
  味方、真仮面なのだっ!!

律子「ええい、また現れたかっ!真仮面めっ!!」
やよ「毎回ジャンプで疲れないですかー?たまには自転車で登場も健康にいいですよっ☆」
真 「ん〜そうだなぁ……って違うっ!!」
律子「おのれ!やよぴたんの『口車誘導作戦』が通用しないとはっ!!」

  ピピピ、ピピピ。

真 「はい、ボクだ。」
雪歩「真仮面、あ、あのね……」

  ザッザッザッ。通信中も歩みを進める真仮面。

真 「なんだい雪歩、はっきり言ってくれよ。」
雪歩「そのね……」

  ツルッ!!ドスン。

雪歩「バナナの皮が落ちてるからまっすぐ歩くと危ないよ、真仮面。」
真 「そう言う事は早く行ってくれ!!アイタタタ……」
律子「ハーハッハッハ、ひっかかったな!真仮面!!今よっ!やよぴたんっ!
   真仮面を捕らえるのだっ!!」
やよ「はいっ!律子大魔王様っ☆」
真 「うわー、やめろー、やめるんだー!ぶっとばすぞぉぉぉぉ!!」

  こうして真仮面は律子大魔王達に捕らえられてしまった。

…………………………

  亀甲縛りで縛られ、更に柱に縛られると言う2重の縛りで真仮面は捕らえ
  られていた。

律子「さて真仮面、あなたをこれからどうしましょうか。」
真 「ボクは君たちみたいな悪党に屈しない!!」
やよ「はいっ、律子大魔王様っ!私に名案がありますっ☆」
律子「どんな案だ、やよぴたん。」
やよ「真仮面にもやしをたくさん食べさせて太らせる作戦、題してっ!
  『もやし祭り作戦絶賛進行中☆』ですっ☆」
律子「ふむふむ、真仮面をブクブクと太らせて偽物仮面にする作戦ねっ!!
   なかなか面白い作戦じゃない、やよぴたん。」
やよ「えへへ〜、ありがとうございますっ☆」
真 「待てっ!!そんなことしたらもやしが勿体無いぞっ!!」
やよ「あっ、言われてみるとそうですねっ!じゃあもやしは私がおいしく頂きますっ☆」
律子「待って、やよぴたん。キャベツとニンジンを追加して野菜炒めにしておいしく
   食べましょ。」
やよ「はいっ!律子大魔王様っ☆」

  ぷ〜んとおいしそうな匂いが部屋中に漂う。

律子「パクパク…なかなか腕をあげたわね、やよぴたん!」
やよ「えへへ〜、健康第一お腹一杯ですっ☆」
真 「何言ってるか意味分かんないよっ!!くぅ〜〜お腹すいたなぁ……」
律子「さて、真仮面よ!モグモグ……お前の処遇が…モグモグ……まだだった……
   あっ、やよぴたん。野菜炒めおかわりねっ。」
やよ「はいっ!律子大魔王様っ☆」
真 「食べるかしゃべるかどっちかにしろっ!!」

  ピピピ、ピピピ。

真 「はい、ボクだ。」
雪歩「真仮面、大丈夫?」
真 「もうお腹すいて死にそうだよ〜。」
律子「ふむ、これが無線機か。」
真 「あっ!それに手を出すなっ!!」

  律子は真仮面のイヤリング……無線機をむしり取った。

律子「貴様が真仮面の内通者か。」
雪歩「あっ、あなたが律子大魔王ねっ!!ま、真仮面を放してっ!!」
律子「ああ、いいだろう。こちらの要求を飲んだらな。」
雪歩「……あぅっ……よ、要求は……なにっ!!」
律子「要求はただひとつ!!」
やよ「お腹一杯中華料理を食べたいですっ☆」
雪歩「うぅ……あんまり懐あったかくないのにぃ……」
律子「ちょっと、やよぴたん!!なんて事を言ってるのよっ!!」
やよ「安心して下さい、律子大魔王様っ☆ちょっとお耳を……ごにょごにょ。」
律子「ふむ、それはいい考えね。流石は我が子分っ!!」
2人「ハーハッハッハ!」
真 「ボクの人権はどうなるんだー!!」

  こうして律子大魔王達は真仮面を生かさず殺さずにおいしい料理を思う存分
  食べまくったのでした。

律子「ほら真仮面、杏仁豆腐よ。」
真 「うぅ……悔しいけどおいしいや……」

  やよぴたんが律子大魔王に告げた事とは一体何だったのか!?雪歩の財布は
  どこまで持つのかっ!?どうするっ、真仮面!捕らえられた君を助けるのは
  一体誰なんだっ!?
  数々の謎を残したまま次回へ続……かない。





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