【華爛漫】
ところで俺はなんでこんな状況でここにいるんだろうか……
千「りーつーこー、ひゃんと飲んへるのー?」
律「ああ、もう!いい加減してよね。プロデューサー、千早をなんとかして下さいよ!!」
P「なんとかと言われても……」
律「私達の担当プロデューサーでしょ!!」
P「そう言われてもな……」
今日は1月1日、いわゆる世間では正月と呼ばれる日だ。
みんなで祝おうと765プロにみんなで集まってと企画を立てていたらしいが
結局来たのは俺と律子、千早の3人だけだった。
千「ぷろりゅーさー、さっさろついれるららい。のろらおらりるらっれもいいんれるら?」
俺が飲もうと思っていたおとそを千早が間違って飲んでしまいこの状況だ。
律「ちょっと千早、いい加減ストップよ。」
千「うふふ、りーつーこっ♪」
ガバッ!思いっきり律子に襲い掛かる千早。
完全に目が据わってるな……
律「ちょ、ちょっと千早なにするのよっ!!」
千「わらしにもこのむねさえあれば、このむねさえあれば!!」
律「ちょっと〜〜!!む、胸を揉ま……や、やめ……」
う〜ん……俺はなんでここにいるんだろうなぁ……
律「プロデューサー!!ち、千早を…止め……あんっ!」
P「もしもーし、俺帰っていいすか?」
律「『帰っていいすか?』じゃ……キャッ!そ、そこ駄目だってば!!」
俺、完全にないがしろだよなぁ。
千「ぷろりゅーさーもりつこをおさえこんれくららい。」
P「へ?俺?」
律「や……駄目だってば………」
なんか律子の顔が紅潮してて目がうるうるしてて妙に艶めかしくて……
年の初めにこんな欲求不満にさせるのかよ……神はいないのか?
千「ぷろりゅーさー、はーやーくー。」
律「アンッ!……プ、プロデューサー……千早…止め……あっ!!」
P「さて俺はどっちに従ったもんかな…」
いい加減千早を止めないとまずそうだがもっと乱れる律子を見てみたい気もする。
律「ちょっとぉ〜!何スカート脱がしてるのよ〜〜!」
P「何っ!?」
見ると律子の可愛いらしい青と白のストライプのパンティが目に入る。
律「みっ、見るなーーー!!プロデューサー、早く千早をなんとか……ちょ、ちょっと!
何パンティに手をかけてるのよっ!!千早、や、やめ!!」
いい加減まずいよな。名残惜しいが仕方ない。
P「はいはい、千早ストップストップ」
千「このむねにこのおしりらいけないんら!」
P「はいはい、わかったから離れて離れて。」
俺は強引に千早を引き離しソファに転がす。
律「なんでもっと早く助けてくれないんですか!!……うぅ……」
ありゃ。ちょっとまずったかな?
P「いやいや、そのだなぁ……律子の魅力的なボディに目を奪われてだな……」
律「何言ってるんですか!!私の貞操危機かもしれなかったのに……うぅ………」
P「すまなかったな律子。もう安心だぞ。」
律子は声を押し殺すように俺の肩に顔をうずめて泣きじゃくっている。
千「さけもっれこい、さけ〜〜!」
P「あそこまで酷い酒乱だったとはな……」
千早は千早で凄い事になってる。ブラウスのボタンが半分ははだけてて……
こちらもちょっと目を逸らさざるを得ない格好だ。
ガチャッ!
あ「明けましておめでとうございますー。本年もよろしくお願いいた……」
P「あ………」
状況を整理しよう。俺に抱きついた律子は髪はぼさぼさ、ブラウスは着ているが
下半身はパンティ1枚の状況。そしてソファにはブラウスをはだけてる千早が
転がっている。マズイマズイマズイマズイ!!
あ「あらあらあらあら。」
P「ち、違うんです!あずささん、これには色々とですね………」
あ「まあまあまあまあ。」
P「ちょっとあずささん聞いてます?」
あ「私ちょっとお邪魔だったみたいですねー。それではごゆっくりー。」
パタン。
P「ちょっ!あ、あずささ〜〜ん!!」
BAD COMMUNICATION
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