【それは突然やってくる】
P「律子〜、開けるぞ〜。」
私は今お風呂に入っている。つまり……そういうことだ。
律「だ、駄目に決まってるじゃないですか!!私、今お風呂に入ってるんですよ!!」
P「だからに決まってるじゃないか。」
律「駄目です。駄目ですってば!!」
ガチャッ。プロデューサーが扉を開けた音だ。
律「あーーーー!!」
私は急いでタオルを身体に巻いた。
P「ほうほう…ふむふむ……」
律「じっくり吟味しないで下さいっ!!」
私はもう顔から火が出そうな程恥ずかしい。
P「じゃあ俺はこの緑の………」
律「だから勝手に開けて食べようとするんじゃないっ!!」
スパーーン!!
私はお風呂場からダッシュで冷蔵庫前まで走って脳天にハリセンを御見舞した。
P「痛いな。まったく。」
律「まったくじゃない!何勝手に人の家に上がりこんで冷蔵庫物色してるん
ですか!あ〜〜〜!!それ私が残してたメロン味のゼリー!!」
P「いいじゃないか別に。おっ!今の律子の格好も中々………」
律「み、見るな〜〜!!」
スパパパパパパパパンッ!!
平手打ちの応酬でみるみる腫れていくプロデューサー。
P「……さ…さあ……い…いっしょ……に…おふろ……でも……はいろう…」
律「誰が入るか〜〜〜!!」
スパーーーン!
下からすくい上げるように勢いをつけた平手打ちが見事にプロデューサーを
吹っ飛ばす。
P「ぐ……ぐふっ……」
律「はぁ、はぁ、はぁ……まったく油断も隙もあったもんじゃないんだから。」
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