10月10日は何の日?
P「ふむ、最近人気が落ちてきているな。」
各情報誌に目を通しているがどうも芳しくない。
P「やはり何か足りないのか?」
思案してみるがピーンと来ない。
P「そういえば今日は十月十日だったよな……ん?」
俺はMMRと言うマンガが大好きだった。その所為かアナグラムと
言う物に一時期嵌ってて今閃いた。
P「そうか、その手があったか。ふふふふふ……」
−−−翌日−−−
P「おはよう。」
律「あ、おはようございます。」
千「おはようございます、プロデューサー。」
伊「はいはい。」
P「お前達最近人気が落ちてきている事には気付いてるか?」
律「ええ。ネットで調べてみても勢いが落ちてるのは確かね。」
千「歌も最近マンネリ化してきたかと。」
伊「アンタ、もっとバンバンTVに売り込みなさいよね!」
P「まあ待て待て。それで俺は新たな売りを考えたんだ。」
律「それってなんです?」
P「まあこの紙袋をやろう。お前達これに着替えるんだ。」
千「はぁ。」
伊「なんか変な事企んでるんじゃないでしょうね?」
P「大丈夫だ。これで間違いなく売れるぞ!!」
律「本当に?」
P「ああ、俺が約束する。」
3人はぶつくさ言いながら更衣室へと向かった。
−−−15分後−−−
律「プロデューサー。これは一体な・ん・で・す・か!!」
そう怒気を纏った律子の衣装は魔法少女っぽい緑ベースのフリフリ衣装だ。
一番右の子の緑版。
P「むむ!よく似合ってるぞ律子。」
律「そんな褒められ方しても嬉しくなんかありません!!」
千「本当にこんな衣装で歌うのでしょうか……?」
千早が着ているのは巫女装束+千早だ。
P「いいねぇ!どんどんやってくれたまえ!!」
千「プロデューサー?」
P「あ、いやあまりにも似合いすぎて見とれちまってな……」
千「はぁ。」
伊「で、何で私はこうなる訳?」
伊織は箱版でおなじみのメイド服だ。
何気にウサちゃんも着替えてるぞ!
P「いい、いいぞ!これなら絶対いける!いけるぞ!!」
律「で、プロデューサー。この衣装に着替えたから何がどういけるんですか?
お答え下さい。」
千「ダンスをする時にも邪魔になりますし……」
伊「まさか何にも考えてないなんて事はないでしょうね?」
P「お前達わかってないなぁ。これが『萌』だろ?」
律「つまり、これは全てプロデューサーの趣味って事ですか。」
千「歌で売り出す事はしないと言うことですか。」
伊「ちょっと懲らしめる必要があるみたいね。」
にじり寄る3人。
P「お前達、ちょっと落ち着け!これには高尚な『萌』と言う要素でだなぁ」
3人「問答無用!!」
P「ギャーーーーッス!!」
プロデュースにも度が過ぎないように。
そして柱の影でビデオをまわしている人物が一人。
小「プロデューサーさん、グッジョブですよ!」
・萌えの日
縦に書いた「十月」と「十日」を合わせると「萌」になる事から。
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